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【金大中の夢】20年を経て実現…韓国型戦闘機、来月公開 「KFX」開発着手から5年で成果およそ1年の地上テスト 来年7月に初飛行
防衛事業庁(防事庁)と韓国航空宇宙産業(KAI)は1日、「韓国型戦闘機(KFX)試作1号機を4月の出庫式で一般に公開する」と発表した。2001年3月に当時の金大中(キム・デジュン)大統領が空軍士官学校の卒業式で「国産戦闘機開発」を宣言してから20年が経過した。防事庁とKAIが2016年に開発に着手してから5年を経ての成果だ。
出庫式を控えた試作1号機は、90%以上の工程が済んでいる状態だ。KFXは全長16.9メートル、高さ4.7メートル、翼幅11.2メートルで、米国のF16戦闘機よりやや大きく、F18と同様のサイズ。最大推力は4万4000ポンド、最大離陸重量は2万5600キログラム、最大搭載量は7700キログラムで、最高速度はマッハ1.8(時速約2200キロ)、航続距離は2900キロだ。KFXは、およそ1年の地上試験を経て来年7月の初飛行を計画している。
防事庁とKAIによると、KFX事業の生産誘発効果は最大24兆ウォン(現在のレートで約2兆2600億円)規模。防事庁KFX事業団のチョン・グァンソン団長は「事業完了時までの就業誘発効果は11万人に達するものとみられる」とし「本格量産が始まれば大変な人数の雇用創出効果があるだろう」と語った。
一方、防事庁とKAIはこの日、韓国国内の技術で開発する小型武装ヘリ(LAH)を無人機(UAV)と連動して運用する有・無人複合システムとして推進したい、と発表した。地上のコントロールセンターがUAVを運用しつつ、獲得した情報をLAHに伝え、ヘリの作戦遂行効果を50%以上向上させたいという。防事庁ヘリ事業部のイ・ボヒョン部長(陸軍准将)は「ヘリのパイロットが山を越えるとき、山の向こうに敵がいるかどうか一番怖い部分」とし「無人機を飛ばして確認していけば、生存の可能性をはるかに高めることができる」と語った。
ウォン・ソンウ記者
朝鮮日報 : 2021/03/02 11:35
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/02/2021030280100.html