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「安倍氏襲えば家庭連合に非難」と供述 容疑者母親の献金は1億円超か
「安倍氏襲えば家庭連合に非難」と供述 容疑者母親の献金は1億円超か
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自民党の安倍晋三元首相(67)が8日、奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)が、母親が入信していた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関連し、「自分が安倍氏を襲えば、家庭連合に非難が集まると思った」という趣旨の供述をしていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。
山上容疑者は「母親が家庭連合に多額の寄付をし、家庭がめちゃくちゃになった」とも供述。母親は平成10年ごろに入信してから多額の献金を重ねていたとみられ、捜査関係者によると、総額は1億円以上だという情報もある。奈良県警は山上容疑者が長年にわたって家庭連合への強い恨みを募らせていたとみて、母親と家庭連合の関係についても詳しく調べる。
母親は14年8月に破産しており、家庭連合は11日の会見で、破産は把握していたとした上で、献金の状況については「差し控える」としていた。
一方、県警は13日早朝、約50人態勢で現場検証を行い、付近の立体駐車場の壁面に弾痕のような痕が3カ所あることを確認した。駐車場は山上容疑者が発砲したとみられる場所から北に約90メートルで、容疑者側からみて安倍氏の演説場所や、弾痕が確認された選挙カーの後方に位置している。3カ所の高さは地上から約4~8メートル。銃弾のようなものがめり込んでおり、県警は回収して鑑定を進める。
山上容疑者は銃について「一度に6個の弾丸を発射できる仕組みだった」と説明しており、発砲は2回だったことから計12発が発射されたとみられる。県警は今後も現場周辺..
【日時】2022年07月13日 21:00
【ソース】産経新聞