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F1イギリスGP 環境活動家がサーキットに侵入、7名逮捕
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7d236b2d1a397c00b7226b3f1b387455fcc9183
F1第10戦イギリスGPは、スタート直後に発生した多重クラッシュで赤旗中断となったが、まさにこのタイミングでコースに侵入したとして、7名の活動家が逮捕された。
オンボード映像を見ると、活動家たちはウェリントン・ブリッジの橋脚部分からコースにアクセスし、首位を走っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が通過するタイミングでバリアを飛び越えたことが確認されているようだ。
しかし、スタート直後に周冠宇(アルファロメオ)の大クラッシュを含む一連のインシデントで、すでにレースは赤旗中断となっていた。
マーシャルがデモ隊の排除を始める前に、少なくとも5人がアスファルトの上に座っている写真が撮影され、気候変動活動団体『Just Stop Oil』がすぐにデモの責任を主張した。
ノーサンプトンシャー州警察は声明を発表し、「信じられないほど危険な決断」をした7人が逮捕されたことを明らかにした。
イベントを管轄していたトム・トンプソン警視正は次のように述べている。
「このグループがレース前の警告を無視し、トラックに入るという信じられないほど危険な決断をしたことに本当に失望している」
「我々はサーキットで、平和的なイベントを行なうことを提案したが、彼らはその代わりにドライバー、マーシャル、ボランティアの命を危険にさらすことを選択した」
「このような決断をする人がいることは、非常に残念だ」
今回のデモに関してノーサンプトンシャー州警察は、デモが予定されているという”信頼できる情報”を掴んでいるとして、事前に警告。デモの実施は全ての人が持つ権利だと認めながらも、関係者に対して「命を危険にさらす」ような過度のリスクを生まないように呼びかけていた。
トンプソン氏は次のように続けた。
「我々はこのような事態を想定した計画を立てており、グループは速やかに排除され、逮捕された」
「7人全員が現在拘留中であり、その詳細を確認しているところだ」
「最後に、この警察活動に精力的に取り組んでくれた警察官、スタッフ、そしてパートナーに感謝したい」
「今回の事件は効果的かつ効率的に処理されており、これ以上は望めない」
この件について訊かれたランド・ノリス(マクラーレン)は、motorsport.comに”心配”だと語った。
「F1マシンが走っているレースコースに出るなんて……本当にそんなバカなことをしなければならないのなら、怖いことだよ」
「同時に、僕らが絶対に関わりたくないようなことに巻き込まれる危険もあるんだ。サーキットはそれを止めるためにできる限りのことをしたと思う」