高木豊、巨人・坂本の外野コンバートを提案「足が速いし、肩も強いし。彼のため」

高木豊氏が巨人・坂本の外野コンバートを提案「足が速いし、肩も強いし。彼のため」

　さらに坂本のコンバート先には外野を挙げた。「俺は外野が一番いいと思う。坂本は足が速いし、肩も強いし。外野のイメージはないけど、外野やらせた方が彼のためだと思う。ファーストでもいいけど、出られない人間がたくさん出てくる。ライトかレフトだよね」。三塁には岡本和がおり、一塁に回すと中田、中島らの出番が減るため、外野コンバートを提案した。

　ただ、「今ファーストで守っている選手達が出られなくてもいいっていうのであれば、坂本ファーストだよ」とも話した。

　最後は自身も晩年に二塁から三塁へコンバートされた話を披露。「サードって体の力がいるんだよ、捕って投げるということに関して。ファーストは楽だった。そら、（一塁だと）体の負担はめちゃくちゃ減る。（フルシーズン）行けるよ」と話し、完全復活を期待していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b65d3d53d28ac417e08dbd2c92e8f9b52e5ec703

【巨人】岡本和真の一塁守備練習は坂本勇人「三塁コンバート」の布石か

　今季の坂本は開幕直前に左わき腹を負傷し、４月３０日の阪神戦（東京ドーム）では右ヒザのじん帯を損傷。そのたびに不死鳥のごとくグラウンドに舞い戻ってきたが、またもや無念の離脱となってしまった。遊撃のテコ入れに、２年目の中山が昇格したが、過去２度の離脱と異なる試合前の動きに周囲は大きくザワついた。それは、今や絶対的な三塁手となった岡本和がファーストミットを手に、一塁で守備練習に取り組んだためだ。

　岡本和は２０１９年まで一、三塁を軸に左翼の３ポジションをこなした。しかし、翌２０年から今季まで三塁だけで勝負。人一倍の練習量でメキメキと腕を上げ、２１年には念願だった「ゴールデン・グラブ賞」を初受賞した。「４番・三塁」の地位を確立した主砲が、くしくも坂本の離脱と同時に一塁に〝再挑戦〟…。この状況に、球界内では「岡本和を三塁から動かすには、それ相応の理由があるはず。いよいよ坂本を三塁にコンバートすることを決めた可能性も考えられる」との見立てが広がりつつある。

　ましてや一塁は〝飽和状態〟にある。売り出し中の増田陸と中田がスタメン争いを繰り広げ、ベテランの中島らもスタンバイ。今季６失策の岡本和は球際の強さや送球の安定感は抜群だ。その岡本和が一塁守備を始めた裏では、坂本が遊撃での復帰が困難と判断された場合には三塁に回すことも想定し、準備しておく必要があるのでは――というわけだ。

　また、増田陸もこの日は遊撃や三塁など捕手以外の内野全ポジションで守備練習を行った。プロ１６年目を迎え、今年１２月には３４歳となる坂本。通算２１７０安打で天才的な打撃は健在なだけに、守備での負担を減らすために三塁転向の可能性は考えられるが…。坂本の入団時から成長を見守ってきた恩師の原監督はどんな決断を下すのか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4de0622fb80c766e67305393490869eb1e7c8ede