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『将棋の「歩」の裏の文字とは』
成金 (カテゴリ 将棋関連のスタブ記事)
となる。駒が成ったことを明らかにするため、その駒を裏返すが、この4種の駒の裏側に書かれている文字はすべて「金」(を崩した文字)であり、たとえば歩の裏側の字はひらがなの「と」に見えるが、これも「金」の字を崩したものである(この「と」に見える文字は「今」の崩し字と
11キロバイト (1,576 語) – 2022年3月19日 (土) 01:25
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この駒は一般的に「歩(ふ)」と略して呼ばれることが多い。歩兵は通常は前に一つしか進めない。
ところが、敵陣に入ることに成功すると、裏返して「金(きん)」と同じ動きが出来るようになる。歩兵が裏返ったもの(成ったもの)は「と金(ときん)」と呼ばれ、「と」と略されることも多い。
歩兵の駒の裏面にはひらがなの「と」とも読める文字が書かれている。この文字については諸説あるが、「金」を崩した文字であるという説や、「今」を崩した文字であるという説、「止」の字を略した「と」であるという説などがある。
「今」の説について、「金」という漢字は「きん」の他に「こん」とも読む。同じように「きん」または「こん」と読む「今」を「金」の代わりにしたという説である。駒の裏面に書かれた文字は「今」を崩した草書体だと言われている。
また、「止」の字を略した「と」の説について、「歩」という字は「止」を二つ合わせた字であり、「止」の略字は「と」である。そこから、歩兵の駒の裏面には前身が「歩」であることを示すために「と」と書いたという説である。
このような説があるが、実際の駒の字も書体によって、「今」の崩し字と見られるもの、ひらがなの「と」の字と見られるもの、「今」か「と」かその判断が難しいもの、「今」でも「と」でもないものなど、様々な「と金」が存在する。なお、日本将棋連盟の公式サイトでは、歩兵の裏の文字を「金」もしくは「今」を崩したもの、と記載している。
また、将棋界では「歩のない将棋は負け将棋」「手のない時は端歩(はしふ)を突け」「端玉(はしぎょく)には端歩で」「と金は金と同じで金以上」「と金は引いて使え」など、歩兵・と金に関する多くの格言があるように、非力ではあるが歩兵は重要な駒とされている。