【芸能】今井 翼「今のhideさんの作品を聴くことができたらどんな感じだったのかなって思わずにはいられない」

【芸能】今井 翼「今のhideさんの作品を聴くことができたらどんな感じだったのかなって思わずにはいられない」

【芸能】今井 翼「今のhideさんの作品を聴くことができたらどんな感じだったのかなって思わずにはいられない」

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映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』(7月8日(金)公開)で映画初主演を飾った今井翼さん。今作では1998年5月に急逝したロックミュージシャンhideの弟であり、hideの遺した音楽を届けるために尽力した松本裕士さんを演じています。自らもhideファンだったという今井さん。終盤のライブシーンでは特別な喜びが溢れてきたそうです。

今井 翼●いまい・つばさ1981年10月17日生まれ、神奈川県出身。1995年より芸能活動を始め、俳優、歌手、タレントとして幅広く活躍中。映画『彼女が好きなものは』『キネマの神様』(ともに21年)を経て、本作が映画初主演作となる。その他の出演作にはドラマおじさんカワイイものがお好き。』(20年/日本テレビ系)、Amazon Originalドラマ『星から来たあなた』(22年)など。

 

【今井 翼さんの撮り下ろし写真】

兄の思いを受け止めたからこそ、その先に行き着くことができたのかと思います

──映画初主演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

 

今井 2年前に芸能活動を再開してからおかげさまで、舞台やドラマ、映画といろんなキャリアを積んで、改めて仕事ができる喜び、芝居の難しさやおもしろさを感じながら40代を迎えました。ただ僕はなかなか自分に自信が持てない人間なので、このお話を頂いたときは、本当に僕でいいのかなと思いました。どの作品もすべての関係者、俳優がいて成り立つことですが、今回主演というチャンスを頂いたのはとても光栄なことですし、繊細な物語であり役どころでもあるので、しっかり自分なりに意志を持って務めたいなと思いました。

 

──hideさんの弟であり、今もhideさんのために活動されている松本裕士さんという実在の人物を演じるのは難しかったのでは?

 

今井 おっしゃる通りすごく難しい役どころでした。裕士さんは弟でありながら、父親から突然マネージャーになれと言われたんです。最初は音楽のことを何も知らず、現場での振る舞いもわからない。お兄ちゃんではなくアーティストhideとして接することに戸惑い、何をやってもお兄ちゃんに怒られる。僕は、そんな裕士さんには諦めたくなることがたくさんあっただろうなと思いました。だからhideさんを亡くした後に、何で自分をマネージャーにしたんだろうってしこりがずっと残っていた。そんなある日、裕士さんはhideさんの共同プロデューサーであるI.N.A.さん(塚本高史)から、「hideは裕士には普通の人間でいてほしかったんだよ」って言われます。その“普通”が何かというと、マネージャーとして普通の感覚を持っている人がいることがhideさんにとって大事だったんだって。失くして気づくことがあるという経験は誰にでもあると思うんですが、hideさんの亡き後に裕士さんが奮闘できたのは兄の思いをちゃんと受け止めたからこそで、その先に行き着くことができたのかなと思いました。

『TELL ME』のイントロが流れた瞬間の感情は、何とも言えない、特別な喜びが溢れていた

──裕士さんを演じるにあたり、どんな役作りをされたのでしょうか。

 

今井 裕士さんにお会いするタイミングがなかったので、原作と台本を読み込みました。基本的に僕は、役に関して自分の中で色をつけるような準備をしないようにしています。実際に現場に入ったときの空気感、共にお芝居をする方との呼吸、そして一番は指揮者である監督の考えを受けて、そこで派生していくものが自分のお芝居だと思っています。どんなお芝居もそうですが、生身の人間が演じる以上イメージを抱いたり、いろいろ考えてしまうんだけど、役柄がその時その時に抱く感情と、どこか似たような感情を自分の中からつまみ出すということを大切にしています。ただそのとき、裕士さんがどんな思いだったかを想像してみても、実際にあった出来事の重大さを考えると「よし、これだ!」って簡単って見つけられるものではなくて。でもこの役を自分に託してくださったのだから、毎カットシーン「本当に大丈夫かな」って思いながら、その都度、監督に確認して助けてもらい自分なりに演じていきました。それくらい難しい役でしたね。

 

──終盤のhideさん不在のライブシーンは迫力があり、見応えがありました。ライブシーンの裏話をお聞かせください。

 

今井 コロナ禍での撮影だったので観客席は人数を制限して撮影をしたので、実際は完成した映像のようにオーディエンスが埋まっている状況ではありませんでした。そして映像と音楽を同期するのは今では当然のようにできる技術なんだけど、あの時代はなかなかなかったことなんですよね。冷静に考えると当時はすごく大変だっただろうし、すごく神経を使ったんだろうなって、改めて思いました。

 

──お兄さんの亡き後に緊張の糸が張り詰めていたのであろう裕士が舞台袖で感慨深げに見守っている姿が印象的でした。ライブシーンをどんな気持ちで演じられたのでしょうか。

 

今井 裕士さんにとってはいろんなことがありながら、やっとたどり着いた場所であり、メンバーへの感謝を抱きながら、ファンがどんな思いでいるのかという期待と不安が入り混じっていた心境だったと思います。「ピンク スパイダー」といった数々のhide with Spread Beaverの曲が流れて、客席のボルテージがどんどん上がっていくんです。最初は静まりかえっていたファンが喜んで、本当にhideさんがステージに立っているような空気になっていきます。タイトルでもある「TELL ME」は裕士さんにとって最も思い入れのある楽曲で、裕士さんをずっと演じてきた僕にとって「TELL ME」のイントロが流れた瞬間の感情は、何とも言えない、特別な喜びが溢れていたと記憶しています。

初めてX JAPANと出会って、ロックってこんなにかっこいいんだって思った

──今井さんとX JAPAN、そしてhideさんとの出会いを教えてください。

 

今井 僕は小学校のときに初めてX JAPANと出会って、ロックってこんなにかっこいいんだって思ったんです。hideさんに限らず、メンバー全員に個性がありますよね。YOSHIKIさんの刻むリズムや奏でるピアノから、YOSHIKIさんの美的感覚とロックの破壊力をすごく感じることがあって。その中でもhideさんは一つのアイコンだったんだなって思います。独特なファッショントレードマークで、ライブ会場でもファッションを見れば「hideさんのファンだ!」ってわかるくらいで。僕もhideさんのセンスアイデアは個性的でかっこいいなって思っていました。

(C)2022「TELLME」製作委員会

──hideさんが亡くなったとき、どんな気持ちになったか覚えていらっしゃいますか?

 

今井 はい。社会現象になるくらい誰もが驚き、悲しみに暮れた出来事だったので、同じ時代を過ごしていた人であれば、間違いなく記憶していることだと思います。hideさんのように素晴らしい才能を持った人が旅立ってしまったことに対する悲しみもあったけど、「何でだよ」ってという悔しさがすごくありました。だからこそhideさんが今も生き続けていて、今のhideさんの作品を聴くことができたらどんな感じだったのかなって思わずにはいられないんですよね。

 

──今回改めてhideさんの作品に触れて、音楽もファッションも今見てもかっこいいなって思いました。

 

今井 hideさんが遺したものは今聴いても色褪せないし、リアルタイムの世代ではない方が聴いても逆に新しく感じたりすると思います。僕もX JAPAN時代からファンで、撮影中はこういう役をやる怖さや不安が常にありましたが、弱っている中でも人間って絶対に諦めたくないものがあるんだなって思いました。だから裕士さんはhideさんが残したものを絶対に守り抜くと決めたんだろうなって。hideさんの作品に関わった人は皆さん同じ思いを抱いていたんだろうけど、弟だからこそ抱く強い思いがあったんだろうなって思いました。

世代的に90年代に10代、20代の青春が詰まっているんです

──ここからはモノにまつわるお話をお聞かせください。この作品の現場に必ず持っていくものはありますか?

 

今井 台本(笑)。ありきたりですけど、一つの命綱みたいなものですからね。僕は基本、手ぶら派なんです。財布とか全部ポケットに入れちゃうから、台本しかないですね。

 

──バッグも持たないってことですよね?

 

今井 そうです。台本もそのまま抱えてます(笑)。お芝居をやらせていただくたびに、家の棚にその都度、台本を入れているんですが、かなり年季が入ってるように見えるんです。「どれだけ長いことやってるんですか?」って言われるくらいの見た目になっています。

 

──ではお家の中にあるもので長年愛用しているものは?

 

今井 食器系かな。知り合いの方が焼いた食器とか頂きモノが多いですね。ただ料理はするのですが、お皿にまでこだわりはないので、21歳の時に一人暮らしを始めたタイミングで買ったお皿をまだ使っています。ヤカンも20年選手だったりしますね。

 

──作るお料理に合わせて食器を選んだりもしますか?

 

今井 それはありますね。作る料理に合わせて「これがいいかな」って選んだり。僕、食器を買う習慣がないので、頂きモノプラス昔からあるモノを合わせて使っている感じです。

 

──モノを大事にしていらっしゃるのがわかりました。それではコレクションしているものはありますか?

 

今井 これはコレクションっていうのかな。僕は世代的に90年代に10代、20代の青春が詰まっているんですね。だから気が付くとエアマックスやポンプフューリーといった、90年代に好きだったスニーカーを大人になって改めて買ってコレクションしています。エアジョーダンにしても今またリバイバルしていますよね。エア ハラチとかね。僕なんか陸上部だったから、当時はエア ハラチなんてファッションっていうより競技用に履いていました(笑)

 

 

(C)2022「TELLME」製作委員会

TELL ME ~hideと見た景色~

7月8日(金)より全国公開

【映画「TELL ME ~hideと見た景色~」よりシーン写真

STAFF&CAST
原作:松本裕士「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫・刊)
監督:塚本連平
脚本:福田卓郎、塚本連平
出演:今井翼、塚本高史
JUON、津田健次郎、細田善彦
川野直輝/SHINGO☆、笠原織人、くぼゆうき、片岡麻沙斗
朝倉伸二、山下容莉枝/田島令子

STORY
1998年5月2日X JAPANギタリストとして、ソロアーティストhide with Spread Beaver/zilch)として活躍していた、日本を代表するロックミュージシャンhideが急逝。葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙し社会現象に。制作途中だったアルバム、そして既に決定していた全国ツアーhideの音楽を世に届けたい。hideマネージャーを務める弟・松本裕士は、兄の意志を形にすべく、hideと二人で楽曲を制作していたhideの共同プロデューサーI.N.A.ら仲間たちとともに動き出す。hide本人不在という異例の状況下で奮闘する裕士とI.N.A.だったが、彼らの前に様々な困難が立ちはだかる……。

(C)2022「TELLME」製作委員会

 

撮影/映美 取材・文・佐久間裕子 ヘアメイク/中谷圭子(AVGVST) スタイリスト/渡邊奈央(Criative GUILD

今井 翼「今のhideさんの作品を聴くことができたらどんな感じだったのかなって思わずにはいられない」

(出典 news.nicovideo.jp)

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