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落合「暴力禁止です」「顔色伺われないよう無表情です」「選手批判しません」「タニマチ排除します」
1: 風吹けば名無し 2022/07/04(月) 12:16:38.14 ID:+gJaRzl+d
そこで落合は一つの手を打った。
星野仙一の真逆を始めたのである。
星野はベンチでも喜怒哀楽を選手の前で見せていた。ひどいプレイをすればベンチ内で怒鳴り声を出すし、良いプレイをすれば誰よりも大きな拍手で喜びを表した。
落合も監督就任1年目はベンチで喜怒哀楽を見せていた。勝てば笑顔だし、負ければ悔しい顔を見せていた。
ところが、ある日を境に落合の表情がベンチから消えたのである。
選手がミスをしても口を真一文字にして顔色一つ変えない。勝っても表情一つ変えずに握手をするだけ。
これは選手へのメッセージでもあった。
「選手は監督の顔をよく見てる。どんな時でも俺の表情が変わらなかったら選手も安心するだろ。
ウチの選手、俺の本性知ったら野球になんないよ。闘う相手を間違えてはいけない。ただでさえドラゴンズはそういう野球をやってきた、過去の政権で。
お前らが何しでかしたって怒りゃせんから、安心してプレーしなさいって事。」
つまり、選手にベンチなんか気にするなという伝えたかったのだ。怒ることで選手は萎縮する。思い切ったプレーができなくなる。
自分が感情を殺した方が、選手はいい精神状態を保てると考えからだ。
そして試合後にコメントを求められても決して選手を悪く言わなかった。その事について監督退任後にこう語っている。
「これは8年間、守った。オレが選手の時、外にいろいろ書かれて嫌な思いをしたからな。これは選手との約束。周りは不思議でしようがないみたいだけどな」
つまり、選手との信頼関係を守るために約束は必ずに守ったのだ。ミスをしても怒られないならば思い切ってプレイができる。そうやってベンチからの目を気にしなくなった選手は、落合の予想を上回る結果を出した。
中日ドラゴンズ史上初のセリーグ連覇である。
https://tenro-in.com/reading-life-vol121/173961/
ファン「落合じゃなくても勝てる、落合の野球は見ててつまらない」