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【ソウルフード】『宮崎県のチキン南蛮』
👉元祖はあくまで「むね肉」
◆チキン南蛮
🤔ところで、チキン南蛮って「唐揚げにタルタルソースをかけたもの」とか認識していませんか?
元祖の味は宮崎「おぐら」にあった!
実は、チキン南蛮の元祖のお店は宮崎に2つあります。
「おぐら」と「直ちゃん」です。
どちらのお店の店主も昔延岡市にあった洋食屋「ロンドン」で修行をしており、そこのまかない料理でチキン南蛮が出ていたのがルーツといわれています。
まかない料理のチキン南蛮は、揚げた鶏むね肉を甘酢に漬けたもの。
今もそのスタイルで提供しているのが「直ちゃん」。
そこにタルタルソースをかけて提供したのが今回紹介する「おぐら」です。
「おぐら」は甲斐義光さんが、昭和31年に創業しました。
今、全国各地にある、タルタルソースをかけたチキン南蛮のルーツは「おぐら」にあるといっていいでしょう。
昭和31年に創立者が「おぐら」を始め、その頃はカレーやステーキ、とんかつがメインのお店でした。
チキン南蛮がメニューに登場したのが昭和34年と記録に残っています。
昭和40年くらいからチキン南蛮の人気が出始めたようです。
チキン南蛮が延岡市の「ロンドン」でまかない料理として登場したのは、鶏むね肉をおいしく食べようと編み出されたと聞いています。
昔は鶏一羽単位で仕入れをしていたのでジューシーな鶏もも肉と違い、パサパサしている鶏むね肉はよく余ったみたいで。
ここは創立者が残した店。2代目は、その父の味を守っていくそうです。