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【特集】イスラエル軍機がシリアを再びミサイル攻撃:ウクライナをいずれ襲う欧米諸国や日本の無関心
7/4(月) 11:57
イスラエル軍は7月2日午前6時30分頃、地中海上空からシリアのタルトゥース県南部のハミーディーヤ町一帯に対してミサイル多数を発射した。
狙われた民生用施設
イスラエル軍がシリアに対して爆撃・ミサイル攻撃を行ったのは今月に入って初めて。2012年に入ってからは26回目。
国営のシリア・アラブ通信(SANA)は、ミサイル攻撃は養畜所を狙ったもので、女性1人を含む民間人2人が負傷、若干の物的被害が出たと伝え、写真や映像を公開した。
また、タルトゥース県水資源局のムハンマド・マフラズ局長は、SANAなどの取材に対して、ミサイル攻撃では3本の用水路も狙われ、長さ500メートルにわたって破壊されたほか、給水設備、コンクリート製の建物、水菅なども破壊された。
攻撃によって、約100ヘクタールの農地への農業用水の提供ができなくなり、復旧作業が行われたが、被害総額は5000万シリア・ポンドに達するという。
またタルトゥース県電力公社のアブドゥルハミード・マンスール局長によると、ミサイル攻撃により電柱などが破壊され、電力網にも被害が出た。
農業施設や電力網といった民生用の施設への被害は、6月10日にイスラエル軍戦闘機のミサイル攻撃によってダマスカス国際空港が利用不能になった時にも発生していた(「イスラエルがシリアのダマスカス国際空港を爆撃で破壊:黙殺する欧米諸国と日本、非難するロシアとイラン」を参照)。
標的は「イランの民兵」
(略)
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/aoyamahiroyuki/20220704-00304059