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ザイオン・ウィリアムソンがペリカンズと5年約260億円のマックス額の延長契約に合意
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7月3日(現地時間2日)。ザイオン・ウィリアムソンがニューオーリンズ・ペリカンズと5年1億9300万ドル(約260億5500万円)の延長契約に合意したと、代理人を務める『CAA Sports』のオースティン・ブラウンが『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えた。
これはルーキー契約としてはマックス額の延長契約で、ザイオンが今季(2022-23シーズン)にオールNBAチーム入り、あるいはMVP、最優秀守備選手賞(DPOY)に選ばれれば、その総額はスーパーマックス額の2億3100万ドル(約311億8500万円)まで跳ね上がるという。
2019年のドラフト1巡目全体1位でペリカンズから指名されたザイオンは、公称198センチ128キロの巨漢。ルーキーシーズン(19-20)は24試合のみの出場ながら、平均22.5得点6.3リバウンド2.1アシストにフィールドゴール成功率58.3パーセントをマーク。
『ESPN Stats & Info』によると、NBA史上、ルーキーシーズンに平均20.0得点以上、フィールドゴール成功率55.0パーセント以上を残したのは、1992-93シーズンのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)とこのザイオンのみ。
また、10代の選手としてNBA史上最長となる13試合連続の20得点以上をたたき出し、オールルーキーファーストチームに名を連ねた。
20-21シーズンにはオールスター初選出を先発枠で飾り、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)、アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)に次ぐ史上4番目の若さでスターター入り。
そしてこのシーズンにザイオンは平均27.0得点7.2リバウンド3.7アシストにフィールドゴール成功率61.1パーセントを記録。NBAの歴史上、フィールドゴール成功率60.0パーセント以上で残した平均得点として歴代最多となった。
このように、ザイオンはコートでプレーできればすばらしい実績を残してきたのだが、昨季はオフに負った右足の骨折から回復が遅れたこともあり全休。チームはプレーイン・トーナメントを勝ち抜いてプレーオフ進出を飾っており、そのロースターの大部分が残っていることから、ペリカンズはザイオン復帰によって戦力アップが十分見込める。
今月6日に22歳を迎える若きスターは、今季ブランドン・イングラムやCJ・マッカラム、ヨナス・バランチュナスらと共にプレーし、ペリカンズをどこまで強くさせることができるか。今から開幕まで目が離せない。