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阪神・才木 1148日ぶり1軍登板で5回無失点の好投!勝ち投手の権利つかむ
「中日-阪神」(3日、バンテリンドーム)
1148日ぶりに1軍登板を果たした阪神の先発・才木浩人投手(23)が5回5安打無失点、5奪三振と好投した。
硬い表情で約3年ぶりの1軍のマウンドに上がった右腕。緊張を振り切るかのように思いっきり腕を振り、圧巻の立ち上がりを見せた。初球でいきなり151キロをマークしながら先頭・岡林を全球直球で空振り三振にきると、続く溝脇はフォークで2者連続空振り三振。三者凡退でピシャリと抑え、ホッとした表情でベンチへ戻った。
最大の山場は3点リードの五回。3本の安打で無死満塁の危機を迎えた。円陣が終わった後に一段と表情を引き締めた右腕。9番・柳を3球で空振り三振。1番・岡林を149キロ直球で三邪飛に打ち取り、鬼気迫る投球でピンチを脱出。勝ち投手の権利を得て、マウンドを降りた。
白星となれば、19年5月12日・中日戦以来、1159日ぶり。20年11月に受けた右肘トミー・ジョン手術を乗り越えた23歳が、約3年の月日を経て、完全復活を果たした。