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「社会人野球の打診をカープが断った」19年前の広島ドラ1捕手 白濱裕太 18年間で一軍出場わずか86試合なのになぜ“戦力外”にならない
「社会人野球の打診をカープが断った」19年前の広島ドラ1捕手・白濱裕太…18年間で一軍出場わずか86試合なのに、なぜ“戦力外”にならない?<Number Web>
text by
安倍昌彦
Masahiko Abe
photograph by
KYODO
広島カープ、2003年のドラフト1位、捕手・白濱裕太(36歳)。今年でプロ19年目を迎えるが、一軍での出場は通算で86試合。特に2015年以降は数えるほどしか一軍でプレーしていない。それでもなぜ広島は白濱を手放さないのか? カープOB、高校時代の恩師に話を聞いた。
◆◆◆
毎朝、スポーツ紙を開くと、ペナントレースの勝った負けたより、アマチュア野球やファームの記事のほうが先に気になるほうだ。
その朝も、イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグの結果を眺めていたら、広島カープの出場メンバーの中に、「捕・白濱」という文字を見つけて、ん……と思った。
広島の白濱って、まだいたんだ……(失礼!)。
広島カープ、捕手・白濱裕太。
広陵高時代、その後巨人で奮投することになる西村健太朗投手(現・ジャイアンツアカデミーコーチ)とバッテリーを組んで大活躍。2年生のセンバツ以降、4回連続「甲子園」に出場し、3年春の大会では横浜高を破って全国制覇を成し遂げ、2003年のドラフト1位で広島カープに入団した大型捕手だ。
しかし、一軍出場はここまでわずか86試合。レギュラーマスクとして活躍した時期もなく、2015年以降は7試合でプレーしただけ。そんな控え捕手が、広島カープに選手として在籍して、今年で19年目。
どうしてだろう……何か「理由」があるはずだ。
高校生だった白濱の優しい言葉「いつでも代わりますから」
https://number.bunshun.jp/articles/-/853773?page=1