阪神・藤浪　6日・広島戦の先発が濃厚　1軍ローテの谷間で昇格へ　今季初勝利なるか

　2軍で先発調整を続ける阪神・藤浪が、6日広島戦（甲子園）で先発起用されることが1日、濃厚となった。6月30日DeNA戦に先発して4回4失点で降板したウィルカーソンがこの日、登録抹消。その空いた先発枠に投入される方針だ。

　当初、藤浪は3日のウエスタン・オリックス戦に先発する予定だった。だがこの日の2軍戦後に取材に応じた平田2軍監督が「明後日（3日）は鈴木です」と先発変更を明言。藤浪が1軍先発ローテーションの“谷間”となる6日に向かう可能性が高まった。

　右腕は先発調整をするため、6月13日にいったん登録抹消となった。降格前は1軍で5試合に中継ぎ起用されていたこともあって、「久々の先発調整は正直、難しいところはある」と不安も口にしていたが、2軍戦で同19、26日と2試合に先発して5イニングずつを投げ、調整を進めてきた。今季、2年連続の開幕投手を務めた背番号19。巡ってきた好機で、本来の役割を取り戻す。