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阪神・井上広大 2軍戦で意地の決勝打「1本出せれば大きいところだった」
◇ウエスタン・リーグ 阪神5―3ソフトバンク(2022年6月29日 タマスタ筑後)
ウエスタン・ソフトバンク戦に「4番・右翼」で先発出場した阪神・井上が、意地の決勝打を放った。5回だ。同点に追いつき、なおも1死満塁。右腕・田上が投じた147キロ直球を左前へはじき返し「1本出せれば大きいところだったので。初球から手を出していけたのがヒットにつながったかな」と振り返った。
2打席目まで連続三振を喫した履正社の後輩右腕に、やられっぱなしでは終われない。「(田上は)上(1軍)で投げて、ある程度抑えたりしている。後輩ではありますが、そこ(対戦で)は、しっかり結果を出せるように」。前日にはソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーから自分の好きなコースを意識して打つよう助言され「引き出しにしていければ」と意欲も示した若き大砲候補の一打で、チームは首位に返り咲いた。(阪井 日向)