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田原総一朗氏、『シン・ウルトラマン』を評価 「日本の安全保障を真っ向から描く」
ジャーナリストの田原総一朗氏が、28日に自身のnoteを更新。公開中の映画『シン・ウルトラマン』を「日本の安全保障を真っ向から描く問題作だ」と称した。
■鑑賞後の感想を公開
20日更新のツイッターで、ジャーナリストの瀬尾傑氏・津田大介氏と共に『シン・ウルトラマン』を鑑賞したと明かしている田原氏。ツイッターには「日本の安全保障を真っ向から捉えた映画で大変面白かった」と投稿していたが、この日はnoteに詳細な感想をつづった。
事前の予想では、「観る前まで、僕は『シン・ウルトラマン』を、わかりやすく楽しめる大娯楽作品だろうと予想していた」という。
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■予想を越えた作品
だが続けては、「ところが、である。ストーリーが進んでいくに従って、僕の予想は完全に覆された」と、期待を越えてきたことをにじませる。
さらに、次々と現れる巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」に対し、劇中の日本政府が「禍威獣特設対策室専従班」なる組織を立ち上げる設定に触れ、日本の安全保障を考えさせられたというシーンを挙げていく。
■「絵空事ではない」
「そんなある時、大気圏外から、銀色の巨人、『ウルトラマン』が出現する。『禍威獣』との闘いが描かれているのだが、これは決して絵空事ではない」とリアリティを感じたとつづる田原氏。
その理由については、「映画では、アメリカなど国際社会は、武器は供与するものの、共闘してはくれない」「通常兵器では太刀打ちできず、『禍威獣』に追い詰められた日本政府は、核兵器の使用も考える…」と、現実の国際関係等を重ねたとしている。
■安全保障を描いたと評価
こうしたストーリーを受け、田原氏は「日本の『専守防衛』を前提とする、安全保障にまともに突っ込み、警鐘を鳴らした大変な問題作だ」と同映画を評価。
最後は、冒頭で「私が非常に信頼している人物」とした瀬尾氏へ、「瀬尾さんがなぜこの映画に誘ってくれたのか、観終えたあと、深く納得したのである」と思いを明かしている。
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