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長崎市の猫はほとんど尻尾が曲がっている
😸長崎は「猫の街」というのをご存知でしょうか?
坂や細い道が多く隠れる場所が多いせいか、はたまた港町だったせいなのか。地元住民に馴染みの深い長崎の猫たち。
長崎の猫の多くは「尾曲猫(おまがりねこ)」と言われ、なぜか尾が鍵状に折れ曲がったり、短かったりしているのが特徴の一つです。
路面電車「みなと」のデザインにも「尾曲猫」が採用される程。
長崎市の8割近くの猫が曲がった尻尾を持っているという。
曲がった尻尾の種類には、曲がり尻尾型、短尾型、お団子型がある。
尻尾が曲がった猫はインドネシア辺りに多い。
平安時代や鎌倉時代の絵に描かれる猫の尻尾は直線型で、江戸時代以降から曲がり尻尾の猫が描かれている。
鎖国をしていた江戸時代、日本で唯一西洋に開かれていたのが長崎の出島で、当時オランダの船が海上保険に入る条件として、「猫を乗せる」というものがあった。
一説では船内の荷物をネズミから守るために、猫を乗せることが海上保険の加入条件だったという。
出島に上陸した海外の猫が繁殖して、尻尾の曲がった猫が多くなった。
👉一説では、尻尾の長い猫は年を取ると、尻尾が二股に分かれて猫又という化け物になるという迷信が広まった。
そこで、尻尾が短く曲がった猫が重宝され、庶民の間で広く繁殖されたという。