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【財政】日銀、大規模な国債買い入れで市場を沈静化ー1週間で11兆円近く購入
日本銀行が先週実施した国債買い入れが最大規模の10兆9000億円に達したことが、ブルームバーグがまとめたデータで明らかになった。長期金利の指標である新発10年物国債利回りは17日に一時0.265%を付け、日銀が許容する上限0.25%を上回ったが、週明けは0.22%と金利上昇が抑制されている。
先週は過去最大の10兆9000億円の国債買い入れ
(日銀の国債買い入れ額統計グラフはコピペできない形式ですので元ソースからご覧ください)
Source: Bloomberg
15日の長期国債先物市場では、海外金利の上昇圧力を背景に中心限月9月物が2円以上も下落するなど売り圧力が強まった。こうした中、日銀は臨時や定例の国債買い入れ増額に加え、先物の決済に使われるチーペスト(受け渡し適格最割安)銘柄を対象とした指し値オペも実施し、金利の抑制姿勢を鮮明にしている。
シティグループ証券のストラテジスト、藤木智久氏はリポートで、「外債の売りが再開して円安がさらに進めば、再び市場が日銀を試し始めてもおかしくない」と指摘した。
2022年6月20日 14:08 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-20/RDRAEKT0AFB501