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「負けたら死のうと…」那須川天心、試合後に悲壮な覚悟明かす「人生最後の日だと思っていた」
格闘技イベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」(2022年6月19日、東京ドーム)第15試合、58キロ、3分×3R、延長1R(ABEMAで全試合独占生中継)
メインカードではキックボクシング界の“神童”那須川天心(TARGET/Cygames)が“ナチュラルボーンクラッシャー”武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に判定勝利。ボクシング転向前最後の試合となった“世紀の一戦”を制し、デビューからの連勝を46(うちMMA4戦)に伸ばした。試合後の会見では悲壮な決意を固めていたことを明かした。
文句なしの勝利だった。天心は1Rに強烈な左カウンターでダウンを奪うと、2Rはバッティングでのドクターチェックや投げ飛ばされる場面もあったが、冷静さは失わなかった。
驚異的なタフさを誇る武尊の勢いに押されそうになる場面もあったが、的確に打撃を打ち込み、終わってみれば5-0。文句なしの判定勝ちだった。
キックボクシング引退試合で有終の美を飾り、試合後は号泣した天心。会見では「解放されました。すべて終わったという感じです」と喜びに浸った。
武尊については「(印象は)ずっと同じでしたね。本当に気持ちの入ったファイターで出会えて良かった」と感謝を口に、超満員の東京ドームには「めっちゃ気分良かった。日本のエンタメのなかでも1番盛り上げた大会だと日本中に伝えられたと思います」と喜びを口にした。
今後については「1回休みたいです。1か月2か月3か月4カ月5か月くらい休みたい。格闘技のこと考えない日々を送りたい」と率直な思いも。
そして悲壮な覚悟も明かした。
「負けたら死のうと思って、遺書みたいな動画を撮っていた。今日は人生最後の日だと本当に思っていました。終わるんだと思っていました、良かったです。生きれて」
文字通り命がけで臨んだ“世紀の一戦”だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/97bdc0a5b81e0c79088464c6eb8826908d1dd86b