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韓国の安貞桓氏が日韓W杯の〝疑惑の判定〟に言及 イタリアの人々に「これ以上私を憎まないで」
安氏は韓国が4位と快進撃を果たした日韓W杯でエースとしてチームをけん引。イタリアと対戦した決勝トーナメント1回戦では1―1で迎えた延長戦でゴールデンゴールを奪う劇的な活躍を見せ、韓国で人気が爆発した。
その一方で、当時所属していたイタリア1部ペルージャのルチアーノ・ガウチ会長がイタリア戦のゴールに激怒し「イタリアのサッカーを台無しにした者に給料を支払うことはできない」と解雇通告を受けて退団する憂き目にあった。当時について安氏は「仕方がなかった。ガウチ会長が給与を支払わないと宣言し、私の得点でイタリアサッカーを台無しにしたと言った。それでも後悔しない」と語った。
その上で、安氏は「すべてのイタリア人に話したい。どうか、これ以上私を憎まないでほしい。私は韓国代表選手で祖国のために戦ったんだ。誰も傷つけたくなかった」と悲痛な叫び。W杯での活躍によってピッチ外まで恨まれるのはおかしいと訴えた。
また、その試合でイタリアのエースMFフランシスコ・トッティを退場させるなど大きな物議を醸したモレノ主審による〝疑惑の判定〟にも言及。「我々は常に審判の決定を尊重してきた。時には不利でも全てを受け入れた。ビデオアシスタントレフェリー(VAR)なしでは、常に問題が生じうる」とした上で「我々は(イタリアに)勝利する資格があった」と胸を張った。
日韓W杯から20年が経つが、安氏の証言から韓国とイタリアの間にある遺恨の根深さが改めて浮き彫りになった。
東京スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a94c50664a3819209ed58fa2f5668cf478b99111