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阪神 次期監督は育成路線を継承する人物「生え抜き中心のチーム作りを」谷本オーナー代行
虎新監督の理想像は育成路線継承! 阪神谷本修取締役オーナー代行(57)が15日、次期監督について初めて言及した。阪神タイガース親会社の阪急阪神ホールディングスの株主総会が同日、大阪市北区の梅田芸術劇場で開かれ、男性株主が「次、誰なるんかが気になる」と発言。谷本オーナー代行は総会後に取材に応じ、金本、矢野両監督の育成路線を継承する人物が適任という考えを明かした。
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阪神の球団首脳が今季限りで退任する矢野監督の後任人事について、初めて言及した。阪神電鉄の取締役スポーツ・エンタテイメント事業本部長を務める谷本修取締役オーナー代行が次期監督の理想を問われ、口を開いた。
「株主さんも言っておられたように、助っ人外国人に頼った野球をやっていると、骨太のチームにならない。ようやくチームとして、顔となる選手、軸となる選手が投打ともにドラフト上位の選手が名を連ねてくれるようになりましたので、そこは(新監督体制下でも)継承していきたい。そうならないと本当の強さは出てこない」
常勝軍団を築くために、育成重視の方針を理解できる人物と力説した。
取材対応から数時間前に開催された株主総会では、ある男性株主からチーム強化で要望を受けた。「安易に外国人とかFA選手に頼る補強は反対。チーム作りは土作り。ドラフトで人を取ること、育てることを重視してほしい」。回答した秦雅夫阪急阪神ホールディングス副社長(阪神電鉄社長)も「生え抜きを中心にしたチーム作りをというご指摘は私も同感であります」とうなずく場面があった。
谷本取締役オーナー代行が甲子園球場長を務めていた14年にはマートンら外国人がそろって活躍。クライマックスシリーズを突破して日本シリーズに進出した。ところが、その強さが継続することなく、4年後の18年には最下位に転落。球団は大きくかじを切り、生え抜きの育成を重視する方針を打ち出した。
「タイガースも交流戦の最後は3番(近本)、4番(佐藤輝)、5番(大山)が全部ドラ1っていう。(近年では)たぶん初めてだと思うので。そこはチームとしては継承しながらと思っています」
生え抜きを中心とした育成路線の継承。それが新監督選定の絶対条件になる。【桝井聡】
▼近年の阪神は、主軸打者を外国人選手や他球団からの移籍加入選手が務めるケースが目立った。19年から大山が主軸を任されるようになり、昨季からは佐藤輝が加入し、直近では近本が3番に入り、ドラフト1位選手3人でクリーンアップを形成している。生え抜きドラフト1位だけでクリーンアップを組んだのは球団史上初。投手陣ではメッセンジャーがエースとして、呉昇桓やドリスら救援陣も活躍したが、最近では青柳が昨季2冠に輝き、伊藤将、秋山が2ケタ勝利を挙げた。今季は西純がローテに定着するなど、生え抜き投手の活躍も目立ってきている。
#阪神 #矢野燿大 監督の後継の監督について、球団の谷本修取締役オーナー代行は理想像として、外国人選手に頼らず、育成中心で骨太なチームを作り上げる指揮官を掲げました。本日の大阪サンスポに掲載されています。
#サンスポ大阪整理部
阪神情報はサンスポ
https://www.sanspo.com/tag/npb/tigers/ pic.twitter.com/mq6eAvgfVW
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