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【独自】「アニサキス」急増なぜ?食中毒相次ぐ…クジラ数要因か “殺虫装置”開発も
(出典:テレビ朝日系(ANN)) |
アニサキス(学名:Anisakis)は回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称。全ての種が魚介類に寄生する寄生虫であり、食中毒(アニサキス症)の原因寄生虫として知られる。 最終宿主は主にイルカやクジラなど海生哺乳類(種によって異なる)で、成虫はその腸管に棲息する。卵は排泄物とともに海中へ放
19キロバイト (2,486 語) – 2022年6月6日 (月) 19:55
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[2022/06/10 12:12]
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https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000257575.html?display=full
寄生虫「アニサキス」による食中毒が相次いでいます。魚介類に寄生するため、鮮魚店などでは警戒を強めています。なぜ増えてきたのか、独自取材しました。
■「胃が痛く本当に動けない」
アニサキスで食中毒になったタマさん:「5月の頭ごろだったと思うんですけど、サバを食べて当たった」
こう話すのは、アニサキスで食中毒を起こした男性。自分で釣ったサバを酢締めにし、少しずつ食べていたこところ、アニサキスがいたことに気付かずに、食中毒になったといいます。
タマさん:「おなかの下というよりかは、胃の辺りがずっと痛くて。嘔吐(おうと)した後も、ずっと継続して痛いといった感じ。本当に動けないって感じですね」
厚生労働省が8日に発表したアニサキスで食中毒を引き起こした患者の数です。ここ数年で急増し、今年は5カ月余りで、10年前(2013年)の患者数を大きく上回っています。
青魚、特にサバやイカなどに寄生する、長さおよそ2センチから3センチのアニサキスの幼虫。寄生していることに気付かずに、青魚などを生で食べると、食中毒を引き起こします。
■「腸が破れて緊急手術も」
もし、アニサキスを魚と一緒に食べてしまった場合、専門医は、薬での治療は難しいと話します。
たまプラーザ南口胃腸内科クリニック・平島徹朗院長:「痛みを取るためには、胃カメラで物理的にアニサキスを除去するしか、今のところ方法はない。ただ、小腸や大腸は粘膜がめちゃくちゃ薄い。だから、アニサキスが食い付くと、腸が破れることがある。腸に穴が開くと、緊急手術をしないといけないので、大事になってしまうこともある」
■「半身で6匹」目視で駆除
急増するアニサキスによる被害。今、魚に何が起きているのでしょうか?
川崎市にある鮮魚店では、様々なアニサキス対策を行っています。鮮魚店も、異変に気付いていました。
二子新地鮮魚店 魚市・薦岡慶祐営業統括部長:「10年くらい前から比べると、すごく増えたなと思う。本当に多い時は、半身で5から6匹出てくる時もある」
生の魚を提供するために、まずしなければ、ならないこと、それは“目視”です。
店では、魚のプロが手作業で、徹底的に駆除します。この日仕入れたばかりの、生のサバをさばいていると、やはり、アニサキスが潜んでいました。
薦岡慶祐営業統括部長:「(身の)中にいるのは、僕はちょっと表面削って、身の色が変わっているところを探す。こうやって削っていくと、中に(アニサキスが)出てくる。こういうのだと、普通の人だと、見落としちゃうんじゃないかなと思う」
アニサキスが1匹見つかると、身をここまでほじくり返し、アニサキスを取り除きます。店ではこの後、さばいた魚を総菜用に加熱調理を行いました。安全管理は、徹底しています。
■“冷凍にも耐える”生命力
■クジラが増え…アニサキスも急増
■寄生“サバ・イカ以外にも”
■“一瞬で死滅”撃退法を開発