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ブラジル代表に2分10敗勝ち星はなし…日本代表は過去の対戦を活かせるか!?
ブラジルとの過去の対戦では日本は2分10敗と勝ち星はなし。
今回は2017年11月にフランスで行った親善試合以来(日本の1-3負け)の顔合わせだが、それを含めて2005年のドイツでのコンフェデレーションズカップでの対戦で2-2の引き分け以降は5連敗中。しかも、ここ10年の対戦では3失点以上を許す展開が続いている。
前回2017年の対戦では前半早々にPKを与えてネイマール選手に決められ、ハーフタイムまでに3失点を許した。後半1点を返したが、前半の失点が大きく響いた。
その試合にも出場したDF吉田麻也選手(サンプドリア)は、「どれだけ0-0の時間を長くするかが大事」と話し、さらに「無鉄砲に前に行くだけでは交わされるし、引いてずるずる下がっているだけでももちろんダメ。勇気を持って戦うことと謙虚さを持ってハードワークするバランスが大事」と指摘する。
2018年W杯ではラウンド16でベルギーに敗れて8強入りを逃した日本だが、ブラジル代表のチッチ監督はその試合に触れて、「自分が見た時には日本が2-0で勝っていた。あのまま勝っていれば、日本とブラジルは次のラウンドで対戦していた。W杯で戦うレベルにある2チームということだ」と話し、日本への敬意を表した。
日本についても、かつて横浜フリューゲルスでも活躍した元代表MFのセザール・サンパイオが代表コーチとして分析済みだと明かし、「DFが強く、攻撃陣にクリエイティブで想像力のある選手がいる」として、吉田選手、長友選手、遠藤選手、南野拓実選手(リバプール)、伊東純也選手(ヘンク)の名前を挙げた。
東京オリンピックに優勝した若い世代を加えて、2002年以来となるW杯優勝を目指して調整を続けるブラジル代表は、選手の個性だけでなく組織力も加えてチームに磨きがかかっている。チッチ監督は「W杯へ向けて良い状態で臨めている」と話す。
その相手に、日本がどこまでできるか。
吉田選手は、「非常にタフな試合になると思うが、どれくらい自分たちができるのか。やれることとやれないことを明確にして、W杯へ向けて準備をするために非常に大事な一戦になる」と話す。
「持っている力を全て発揮して勝利を目指す」という森保監督は、攻撃の糸口として「相手のハイプレッシャーをかいくぐって速攻やボール保持につなげられるか。どれだけ速い判断で全員が連携連動できるかを見たい」と話している。
さらに、「W杯で結果を残すために、いままでの自分たちの限界を超えるトライをしていかなくてはならない。すべての部分において、選手たちにはトライしてほしい」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c954cf8dd07628f15a812498a4ac61e6d748af31