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日本代表DF長友佑都、ブラジル戦「強い選手とやってこそ本領を発揮してきた」6年7カ月ぶり右サイドバック先発へ
聖地・国立が“長友劇場”と化しそうだ。W杯本大会のメンバー入りを懸けた熾烈(しれつ)な争いは「本当にギリギリだし、首の皮一枚でつながっている状況」と言う。だが、悲壮な言葉とは裏腹に表情は明るい。「これまでも数々の逆境を乗り越えてきたし、自分の強さが発揮できると思っている」。こうした逆境や批判こそ大好物。長友は「これから面白いことになるんじゃないかな。その争いを楽しみたい」と不敵に笑った。
勘所を押さえてきたからこそ、長年代表に君臨してきた。次は世界ランク1位のブラジルが相手で、マッチアップするのは未来のバロンドール候補のビニシウスと、最高のアピール材料がそろう。さらには代表では久しぶりの右サイドでの起用も予想される。長友は「自分にとってはしびれる展開。また新しい長友を見せたい」と武者震いし、こう続けた。
「長友佑都は強い選手とやってこそ本領を発揮してきた。今回も(対面は)バロンドールを取ってもおかしくない乗りに乗っている選手。その相手にどのくらいできるのか、今の自分を試せる」
この一戦は単なる親善試合ではない。それぐらいの覚悟が吐き出す言葉には満ちていた。「できないようならW杯でスペインやドイツといった強豪と当たるので厳しくなる。言ってみれば生きるか死ぬかの戦い。レギュラー争い、W杯メンバー入りも含めて生きるか死ぬかというふうに僕は感じる」。超満員の国立でサッカー王国相手に自らの価値を証明し、4度目の夢舞台へと近づく。そのシナリオが長友の頭には浮かんでいるはずだ。
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