あわせて読みたい
全仏オープン 女王シフォンテクが2度目の全仏制覇。18歳ガウフも下して35連勝と無敵の強さを発揮
6月4日、「全仏オープン」女子シングルス決勝が行われ、第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)と第18シードのココ・ガウフ(アメリカ/同23位)が対戦。シフォンテクが、6-1、6-3で下し、2年ぶり2度目のグランドスラム制覇を果たした。
2020年大会のチャンピオンである21歳のシフォンテクは、2月から5大会連続優勝で今大会を迎えると、2000年以降では2番目の記録となる34連勝に伸ばし、初戦からシードを守って決勝に進出。2年ぶり2度目の優勝を狙う。
一方、18歳のガウフは初のグランドスラム決勝に進出。ダブルスでも決勝に進出しており、ここまで11試合を戦っているが、1セットも落とさない順調な勝ち上がりを見せている。
対戦成績はシフォンテクの2勝0敗。直近では、今年3月のWTA1000「マイアミ・オープン」で対戦し、6-3、6-1で勝利している。
試合はガウフのサーブでスタート。初めてのグランドスラム決勝という緊張感があるのか、ガウフは動きが硬く、ミスが続いてしまう。その隙を逃さないシフォンテク。幸先よくブレークに成功すると、その後もペースの速いストロークで主導権を握り、ガウフに連続ポイントを許さない。第3、第7ゲームとブレークし、6-1でセットを奪う。
セット間にトイレットブレークで一息入れたガウフ。これで落ち着きを取り戻すことができたか、シフォンテクのミスを引き出すようにプレー。第2セット第1ゲームでこの試合最初のブレークに成功する。しかし、シフォンテクもすぐさま修正。安定感を取り戻し、第4ゲームでブレークバックすると、流れを掴む。3-2から第6ゲームをブレーク。その後キープが続いて5-3とすると、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをしっかりキープ。2年ぶり2度目のグランドスラム優勝を果たした。
2月から6大会連続優勝を成し遂げたシフォンテク。この日の勝利で、2000年にビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)の記録に並ぶ35連勝となり、同年以降では最長となる。
————————–
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
https://news.yahoo.co.jp/articles/c506b6a6fefb0f15b843ba92f2e1d905320c6212