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阪神 6月6割超の絶好調男・大山悠輔が4連勝導く猛打賞「青柳さんなので、とにかく点数を」
<日本生命セ・パ交流戦:阪神3-0日本ハム>◇4日◇甲子園
阪神大山悠輔内野手(27)が、先制打を含む今季3度目猛打賞で4連勝を呼び込んだ。4回2死一、三塁。フルカウントから杉浦の甘く入ったスライダーを捉えて左前に先制打。「しっかり集中して(打席に)入れました。チャンスだったので、しっかり結果を出せて良かった」。6回には古川侑から左翼線に二塁打、8回も望月から中前打と、4年ぶりに1試合3発を放った前夜の勢いを持ち込んだ。
青柳の先発試合で大山はめっぽう強い。今季はこれで30打数13安打で打率4割3分3厘、3本塁打、8打点。練習前には青柳から「昨日3本打ったんで、今日も1本お願いします!」とねだられていた。豪快なアーチとはいかなかったが、2試合連続の3安打。「青柳さんが投げているんで、とにかく点数を。まずは1点、先制点を取ろうと」と今回も援護した。
6月の打撃が絶好調だ。4試合で13打数8安打の打率6割1分5厘、4本塁打、7打点。交流戦の打率は全体5位の3割6分8厘、5本塁打はDeNA牧と並びトップだ。4月に左脚を痛めベンチを温めた時期もあったが、交流戦でめきめき調子を上げている。理由を聞かれ「トレーナーさんや、いろいろな方にケアしてもらっているので」と周りのサポートに感謝する言葉を残した。
前夜を上回る今季最多4万2594人のファンが甲子園に駆けつけた一戦。「コロナといういろいろ大変な時期に、こうやって集まってもらえるのは幸せなことだと思います。その中で試合をやれていることを、しっかり感じて、当たり前じゃないと心に刻みながら1試合1試合、戦っていきたいと思います」。諦めない気持ちで日々、打席に立ち続けていく。【三宅ひとみ】