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朝倉未来の地上波不要論「PPV思考に切り替えないと未来はない」天心、武尊戦地上波中止の波紋
デイリースポーツ
フジテレビが6月19日に行われる格闘技ドリームマッチ「THE MATCH 2022」(東京ドーム)の放送を見送った問題で、今後の格闘技放送のあり方が各所で議論が巻き起こっている。
人気格闘家の朝倉未来は1日、自身のSNSで「地上波って今そんな大事かな 大会の中で一番の視聴率とった事あるけど YouTubeの2.300万再生と同じレベルの反響だった気がする」「どこで放送してても見られると思うんだよな結局 今はそういう時代」「日本では格闘技が浸透していなかったから地上波で見てください、知ってくださいだったけど 格闘技はもっと尊重されるスポーツ 命をかけて戦ってるものにお金を出すのは当たり前だと思う。俺は」と持論を展開し、反響を呼んだ。
またユーチューバーとしても活動する朝倉は同日、自身のYouTubeチャンネルを更新。17分に渡る動画でつぶやきの真意を改めて説明した。「理由の1つはもうなくなったから。地上波が決まっているにも関わらず、なくていいんじゃない?って言ってるわけではない」と前置きした上で「やってほしいというのはそうだと思うよ。視聴者としては無料で見れるわけなので」と要望にも理解を示しつつ「格闘家の視点、興行主的な目線でみれば、地上波とかは今後なくなっていった方がいいと思う」と、キッパリ。「日本だけなんですよ、無料で地上波で格闘技を配信しているのは。海外はPPV(ペイパービュー)だし、PPVを買う文化なんですよね」と話し、かつて格闘技の宣伝、普及が必要だった時代は地上波の必要性はあったものの、「今は総合格闘技はみんな知っているようになった。それをやる必要ないと思う。今の時代、いいものは絶対拡散される時代なんですよ、別に地上波でやらなくても、武尊天心の試合なんてTikTokで絶対バズるだろうし」。天心、武尊が口にする子供たちへの影響にも理解は示した上で「俺はまったく反対の意見で、俺はPPV思考に切り替えない限り格闘技の未来はないと思ってる。逆に」と、強調。現在、格闘家1本で生活できている選手は数少ないとし、「格闘家1本で食っていけてる人なんて、0・0001%ぐらいしかいない。だいたい仕事しながらやってる。だから日本人は勝てない、環境が良くなくて」。PPV文化が根付けば、選手の収入も格段に上がり、レベルアップにつながると主張。そして「格闘技は夢があるからやりたいという人も出てくると思う」と、語った。
「俺は武尊天心の試合はお金を払ってみる試合だと思うけどね、今まで2人が積み上げてきたものがぶつかりあうわけでしょ。そこは、お金を払うべき打と思う。子供達が見れないとか、そういう意見も分かるんだけど、日本の格闘技の未来をみるなら、この試合を機にPPV思考に変わった方が未来はあると思う」と、語った。
また、同じく任期格闘家の皇治は天心、武尊を思いやり、「あの2人がどんな想いしてココまできたか考えてやってほしい 必死に成り上がろうとしとる子供達に金なんて使わさせず生であいつらの闘いを届けてやってほしい 色々あるんやろけど」と無念さをにじませた。見送りを決断したフジテレビへ「命懸けてあいつらは戦う TV局のお偉いおっさんらもリスク背負ってでもカッコええおっさんでいてほしいわな」と要望した。
格闘家が自身のSNS、YouTubeで発信できる時代。皇治は他の格闘家に向けて、「偉い奴に発信する事にビビッとらんと今こそファイターら皆が発言して、お偉いおっさんらに思いをとどけなあかんで。己の為やなく、全国のチビの為にな」とも呼びかけた。
放送見送りの理由に関して、フジテレビは「総合的な判断」として詳細を明らかにしていない。大会の実行委員を務める榊原信行氏は前日に行った会見で、自身や関係者が暴力団関係者との交際を疑われる記事を週刊誌に掲載されたことが関連した可能性にも言及している。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f91754e68fa12c590a6a394ec8d82aa07a17553a