あわせて読みたい
【芸能】河相我聞、伝説のドラマ『未成年』での衝撃。いしだ壱成の演技をみて「資質から違う。僕はもう辞めようと」
◆衝撃的な伝説のドラマ『未成年』で役者として成長
長男が誕生した翌年、1995年には野島伸司さんが脚本を手がけ、いじめ、暴力、未成年の犯罪など、若者たちの苦悩と葛藤を生々しく描き、過激で衝撃的な内容が話題を集めたドラマ『未成年』に出演。
いしだ壱成さん、香取慎吾さん、反町隆史さん、浜崎あゆみさん、谷原章介さんなど豪華なキャストも話題に。河相さんは、有名進学校に通う成績優秀な優等生・神谷勤役。母親からの過剰な期待と溺愛に押しつぶされそうになっている。そんなときに瞳(浜崎あゆみ)と出会い好きになるが、彼女が妊娠していることを聞いて苦悩することに。
-『未成年』はとくにすごかったですね。河相さんは東大間違いなしの優秀な生徒だったのが、途中で壊れて猟銃を撃って…どうなるんだろうってハラハラしました-
「あのドラマは脚本がすばらしいですよね。脚本と演出がすばらしかったので、演出家と脚本家に助けられました」
-『未成年』に出演することになったのは?-
「あれはオーディションではなくて指名だというふうに聞いています」
-すごいキャスティングでしたね-
「本当にすごかったです。みんなすごい人たちが出ていて、錚々(そうそう)たる顔ぶれでした。なかでも壱成くんは衝撃的でした。
お芝居をしているという感じではなく、心が動いていて、それが伝わるんです。オーラもすごかったし、資質から違っていました。初めて彼の演技を見たとき、僕はもう辞めようと思いましたもん」
-河相さんの役は東大合格間違いなしの優秀な生徒ですが、家庭教師の子どもを妊娠した女生徒を好きになって、みんなで立てこもっている最中に精神的に追い詰められて猟銃で反町隆史さんを撃ってしまうという衝撃的な展開でした-
「そうですよね。最初はもっと衝撃的な結末になる予定だったみたいなんですけど、当時オウム(真理教)の事件があったので、立てこもりとかをあまりセンセーショナルに描くのは難しいということで、結末が少し変わったと聞きました」
-それでも充分衝撃的でした。最初からある程度の展開は聞いていたのですか-
「全然聞いてなかったです。だから毎回毎回台本を読んで、『おーっ、こうなるんだ』っていう感じでした。
でも、あのときは同世代の役者が多かったので、仲間とワチャワチャやっていたという感じで、楽しんでやっていた感じがあります。
今じゃちょっと考えられないんですけど、当時は、テレビドラマにはリハーサル日というのがあったんですよ。リハーサルでちゃんと指導してもらえるんですよね。
監督がちゃんとつきっきりで、何回も何回も『違う』って言って指導してくれたんです。そういうのがあって撮影に挑んでいたので、自分で一から組み立てるということをしなくても、素直に従って演じていれば、ちゃんとしたところにいけるという感じだったんですよね」
-『未成年』で印象に残っていることは?-
「『未成年』は、僕にとっても青春だったし、大事な作品なのでいろいろありますけど、家庭教師の子どもを妊娠した瞳の子どもの父親になるというシーンのときに、『お前には子どもがいる人の気持ちなんかわからないだろう』って言われたんですよ。
でも、そのときにはもう長男が生まれていましたからね。『子どもがいるんだけどなあ』って思っていました(笑)」
2022年5月31日 19時0分 テレ朝POST
https://news.livedoor.com/article/detail/22259605/
(出典 i.imgur.com)