【押井守監督】アニメ業界へ苦言「悪しき伝統を打ち破る契機に。最悪、僕が殴られるとかもナシとはしない。自分のポリシーで好きな作品を選びたい。」

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【押井守監督】アニメ業界へ苦言「悪しき伝統を打ち破る契機に。最悪、僕が殴られるとかもナシとはしない。自分のポリシーで好きな作品を選びたい。」

押井 (おしい まもる、1951年8月8日 – )は、日本の映画監督・アニメーション演出家・小説家・脚本家・漫画原作者・劇作家・ゲームクリエイター。東京大学大学院特任教授、東京経済大学客員教授などとしても活動している。2021年時点は静岡県熱海市在住。 東京都大田区大森出身。父親は山形出身で、興
97キロバイト (13,689 語) – 2022年5月27日 (金) 03:44
より一層アニメ業界が盛り上がればいいですね。

1 Anonymous ★ :2022/05/27(金) 13:47:23.83

5/25(水) 17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffb334c297bda51fd9bd36ab9761715052506606

23日、『第1回新潟国際アニメーション映画祭』開催決定発表の記者会見が行なわれ、東京会場には、審査委員長を務める押井守監督が登壇。昨今のアニメ業界や同映画祭への思いを語った。

新潟国際アニメーション映画祭は「アニメーションの楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたい。アニメーションの新たな意味づけをしたい」という”想い”から発足。アニメ文化と商業の結びつけや人材育成などを狙いとしている。

押井いわく一番の目玉は、「長編作品に特化して、エンタテインメント作品のコンペにしていこうというところ」だ。さまざまなアニメ作品のコンテストは存在しているが、アート系がメインだったと話す押井は、長編商業映画を扱うコンペがなかった理由をこう説明する。

「ひとつには僕らのアニメ業界というのは、人の悪口を言ったり、作品評価を基本的にやらない、特殊な世界。人の仕事に口を出すな、文句をつけるなと。そこには批評もなければ、評価もない。それが僕らの世界の悪しき伝統だったんです」

「今回はそういったものを打ち破る契機になったらと思う」と語る一方で、「今回、作品を出すのはみんなプロ。どんなメリットを作ってあげられるか。それがなければ(作品が)集まらない」という問題も予測。

そして、「『なんであの作品が落ちたのか』『そもそも押井という奴が勝手に決めていいのか』と、最悪の場合、僕があとで殴られるとか……そういうこともナシとはしない(笑)。そのあたりの難しさを感じています」とジョークを交えながらも、審査のハードルも指摘。

だが、「引き受けた以上は自分のポリシーで好きな作品を選びたい。作品の規模や興行成績、作った会社の規模、そういうことは全部無視して、クリエイティブで情熱を感じられる作品を選びたい」と審査委員長の”覚悟”を語った。

質疑応答では、作品の全国公開に先んじて同映画祭で公開する必要があり、ハードルの高さへの指摘も。映画祭事務局長を務める真木太郎氏が応じたものの、押井自ら「ちょっといい? 僕からもひと言言いたいんだけど」と率先して回答へ。

「たしかにアニメ作品って公開当日まで露出しない、扱いがシビア」と国内のアニメ業界の慣習に触れた上で、「基本的に公開前の作品を一晩だけ、1回だけ公開する『スニークプレビュー』(※)という伝統が海外ではある。それをやらない映画はないと言ってもいい」と説明。(※)映画の題名や内容、キャストなどを一切知らせず行なう試写会。事前知識なしで観客の反応を調べるために行なわれる

「そこでアンケートをとったり、市場調査をしている。メリットのあることなんですよ。ただ残念ながら日本にはそのシステムがほぼない。何の予備知識もなく突然見せる、これはいいことだと思う。

それからもうひとつ、(海外では)お互いのスタジオで見せる制度というのもあった。とてもいい制度。そういったことの先駆けになってほしい。公開するわけじゃないんですよ。映画祭のなかで一度だけやる。そうしたプレミアム感もありつつ、出品する側も大きなメリットを提示できたらいいと思います」

と、今回の取り組みの重要性を力強く語った。

「第1回新潟国際アニメーション映画祭」は、新潟市民プラザなど4拠点を会場に、2023年3月17日(金)~22日(水)に開催予定。

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