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「ねこのうんち」という名の花火が強烈なインパクトで話題!
ねこのウンチ花火
へび花火は、火をつけると黒い燃えかすがヘビのようにムクムクと伸びてきます。この花火をネコのお尻につけちゃった天才が現れました。商品名は「ねこのうんち」。どうして作っちゃったのかなど、販売元に話を聞きました。
愛知県名古屋市にある堀商店が、Twitterに動画を投稿し話題となりました。同社は「ねこのうんち」の販売元であり、以前「わっしょい うんち焼き」というやっぱりうんちネタの商品で話題になった会社でもあります。
動画に登場するのは、三毛猫の後ろ姿が描かれた花火。お尻の穴に火をつけると、けたたましく煙があがり、黒くて細長いモノがぶりぶりぶりっと伸びてきます。見た目は、もう完全にうんち。見まごうことなきうんちです。しかも、すごい勢いで伸びるためインパクトは絶大です。
あまりにもの快便っぷりに、投稿には涙を流して笑う顔文字や「笑った」との反応が多数寄せられ、1万を超える「いいね」が集まっています。見た目はぶっ飛んでいるこの商品、実は、売り上げの一部を犬猫の殺処分ゼロを目指す名古屋市の活動に寄付するという真面目な側面があります。どうしてそういうことになったのか、堀商店の企画担当・堀新太郎さんに話を聞きました。
―― 「ねこのうんち」はどのようなきっかけで開発されたのでしょうか。
堀さん: ソーシャルデザイナーの清水夏樹氏が考えました。商品化するにあたり「うんちといったら堀商店」と持ち込んでくださり、共同開発することになりました。
―― へび花火をねこのうんちに見立てるアイデアはどこから生まれましたか。
堀さん: 清水氏も保護猫を飼っています。同氏の頭の中では「当然の成り行き」であり、「なんでだれも作らないんだろう」と思ったそうです。
―― すごく強烈なビジュアルです。開発にあたりこだわった部分はありますか。
堀さん: ふつうの紙の上では花火は燃やせませんので、アルミや陶器など複数の素材を検討しました。その後、燃え広がらない紙を見つけたので採用しました。また、うんちがよく見えるように、煙と炎をできるだけ少なくしたかったので、花火も独自の調合をしてもらいました。
―― 売り上げの一部を寄付することは、どのような経緯で決まったのでしょうか。
堀さん: 清水氏の自宅近隣で“のらねこのうんち”を発端としたご近所トラブルがあり、楽しくポップなこの商品で課題解決ができないかと考えたことがきっかけです。売り上げの寄付も大切ですが、この商品がTNR活動(※)や保護猫の譲渡といった活動の認知向上に繋がることを期待しています。
(※)TNR活動: のら猫を捕獲し、避妊または去勢手術を実施したのちに元の場所に戻す活動のこと(出典:名古屋市HP)。
―― 売れ行きはいかがでしょうか。
堀さん: 2022年2月22日の発売から現在までで7200匹を超える「ねこのうんち」を引き取って(ご購入)いただいています。
―― 「ねこのうんち」はどこで購入できますか。
堀さん:商品は東急ハンズ名古屋店・渋谷店、その他一部のドラッグストアに加え、堀商店のオンラインショップでお買い求めいただけます。ねこのうんちは、今季の再生産ができません。まだ在庫はありますが、ブリブリいわせたい方は早めの購入をご検討ください。
画像提供:堀商店