あわせて読みたい
「アイツだけは絶対に許さない」… 矢野監督と“絶縁状態”の鳥谷敬が古巣・阪神とついに手打ちへ
5月24日からセ・パ交流戦が始まるプロ野球。その序盤、球界騒然のイベントが開かれるという。
「5月27~29日に行われるZOZOマリンスタジアムでのロッテ対阪神戦で、昨季限りでロッテを退団した鳥谷敬(40)による始球式が内定したのです」と明かすのは球界関係者。
「ロッテでは控え野手でしたが、佐々木朗希など投手、野手を問わず後輩から慕われ、本人も完全燃焼してユニホームを脱いだ。今回は主催側のロッテが功労を称えて打診しました」(同前)
鳥谷は2004年に阪神入団以来、歴代2位の1939試合連続出場を達成するなど虎の大スターだった。
今年は解説者として甲子園を何度か訪れているが、実は阪神球団との間には深い溝がある。
「19年8月にフロントに呼ばれ、『引退してくれないか』と突然、戦力外通告を受けた。最後は喧嘩別れの形で阪神を去ることになったのです」(阪神番記者)
特に首切りを承認した矢野燿大監督とは、今でも“絶縁状態”。
鳥谷は球界の親しい仲間に「アイツだけは絶対に許さない」「退団以来、一言も喋っていない」と漏らしているという。
「ただ今回の始球式については、両軍のレジェンドOBでもあるからと、周囲が説得したようです」(同前)
その矢野監督は今季限りでの退任が決まっており、球団は目下、次期監督選びを水面下で進めている。
「平田勝男二軍監督や落合博満氏の名前も浮上したが、最有力候補は05年優勝監督の岡田彰布氏です。テレビ解説ではすでに監督目線でチームを分析。選手やスタッフからも『次は岡田さんで決まりやろ』との声が出ています」(阪神OB)
この岡田氏と鳥谷との関係は今でも良好だという。
「早大の後輩でもある鳥谷を可愛がり、新人時代から『トリが定着すれば10年は安泰』と周囲の反対を押し切って遊撃手で使い続けた。64歳の岡田氏の監督就任は2年ほどの“つなぎ”と言われているが、その間、鳥谷をコーチとして入閣させる可能性もある」(同前)
阪神のフロントも今回の始球式を機に、鳥谷と“手打ち”したいのが本音だ。
「キャンプで朝5時から練習するストイックさは“鳥谷伝説”として残り、『トリさんとまた一緒にやりたい』と熱望する選手、裏方も多い。加えてファン人気も抜群なので、球団としては将来的に監督に据えたいが、退団後はなかなか接点を持てなかった。球団内では『次は甲子園で凱旋始球式をやってもらおう!』を合言葉に、今後、鳥谷サイドと交渉したがっています」(在阪テレビ局関係者)
絶好の雪解けチャンスを“トリ”逃してはならない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b33963fb0cb233751b6e0ef65b2704de7cffaea9