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いまだ1軍に定着できない阪神助っ人ロハスJr.を韓国メディアは糾弾! 「日本野球との差を示してしまう存在に」と嘆き
“覚醒”が期待された虎の助っ人がもがいている。阪神入団2年目となるメル・ロハスJr.だ。
今季のセ・リーグで首位から9.5ゲーム差(5月18日の試合終了時点)の最下位に沈む阪神。開幕前に退任を発表して退路を断った矢野燿大監督にとって、断固たる決意で臨んだシーズンだったが、チームは17年ぶりの“セ界制覇”に向けては早くも黄色信号が灯っている。
そんな猛虎にあってロハスJr.の不振は誤算だった。
昨季終了後にジェリー・サンズとの契約を更新しなかった阪神は、2020年にKBO(韓国プロ野球)二冠王とMVPの実績を持つ31歳のアメリカ人スラッガーに懸けた。だが、開幕から低調なパフォーマンスが続き、打率.175、3本塁打、OPS.667と目立った成績を残せずにいたため、今月12日には、2軍降格を言い渡された。
糸井嘉男との併用による安定しない起用法など、酌量の余地が全くないわけではない。だが、球団が推定年俸2億6000万円という大枚を叩いた大砲だけに、1軍定着ができていない現状は首脳陣の期待を裏切っていると言わざるを得ない。
そんなロハスJr.については、彼がかつて活躍をしていた韓国でも話題となっている。日刊紙『朝鮮日報』は、昨季はコロナ禍の入国の遅れに伴って日本球界に馴染む期間が短すぎたと指摘したうえで「今年は2月の春季キャンプから合流しており、言い訳はできない」とバッサリ。さらに「2年目もここまでは1軍で声価を高められずにおり、チームもある程度の目途はついているはずだ」と糾弾した。
また、同紙は「このままシーズン後に放出される可能性もゼロではない」と断言。そのうえで「彼は韓国と日本の野球のレベルの差を示してしまう存在になってしまうかもしれない」と危機感を募らせた。
今季の阪神はセ・リーグのチーム打率(.227)と出塁率(.282)で最下位(.227)と低迷し、拙攻が目立っている。それだけに18日に行なわれたウエスタン・リーグの中日戦で2試合連続のタイムリーヒットを放つなど2軍では格の違いを見せつけているロハスJr.が、ふたたびチャンスを得る可能性は大いにある。
はたして、ロハスJr.は苦しむ虎を救う活躍を見せつけられるのか。元韓国プロ野球MVPの真価が問われている。
構成●THE DIGEST編集部
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6eea00ad8a14abf8f5a470d0f3b7b11046a5228