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エンゼルス・大谷翔平がMLB世界戦略の切り札に! 「史上最もネット検索された投手」で世界中が熱視線
米IT大手グーグルの検索ワードを分析する「グーグルトレンド」は日本時間17日、大谷が史上、最も検索された投手だと発表した。投打にわたる活躍から昨季のア・リーグMVPに選出され、ベーブ・ルース以来となる二刀流でのパフォーマンスが世界中の注目を集めたようだ。
大谷翔平フィーバーに沸く裏で…エンゼルスが抱える「深い闇」
グーグルは世界39カ国で検索エンジンのシェア1位。大手サイトで「大谷」が検索ワードのトップに立った「効果は計り知れません」と、ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう続ける。
「検索数トップによる経済効果など具体的な数字は定かではありませんが、アスリートがポジティブな話題で検索数が増えた場合、グッズの売り上げが伸びたり、所属チームのビジネスが好転するのが一般的です。インターネットの影響力は絶大で、『大谷』『エンゼルス』といったワードを見聞きする機会が増え、それまで大リーグや大谷を知らなかったり、興味がなかった層をも取り込むためです。日米だけでなくネットは世界中に普及しており、オランダなど野球が普及している一部の国々でも『ショウヘイ オオタニ』の検索数は伸びており、二刀流は今や世界中から関心を集めていると見ていいでしょう」
■欧州のマウンドに上がる可能性も
大谷は日米にとどまらず世界中から「二刀流」として認知されただけに、今後はMLBによる国際戦略の顔として引っ張り出されそうだ。
今年3月にMLBと選手会が合意した新労使協定には新たに「大リーグの国際化」に関する項目が盛り込まれた。複数の米メディアによれば、2024年にアジアでレギュラーシーズンの開幕戦を行い、翌25年には東京で実施する予定。来年から26年までの4年間は毎年5月にメキシコシティーで公式戦が実施されるほか、23、24、26年にはロンドンでの開催が決定。欧州を一大マーケットと位置付けるMLBは将来的にパリでの公式戦開催に向けた準備を進めているといわれる。
欧州を市場に取り込みたいMLBの思惑から、大谷がパリのマウンドに上がる可能性もありそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64340a5bd538baa6e024cc823d92841fa81bb4cd