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【スマホ】ギャラクシーが「韓国製携帯の墓場」日本で復活、シャープとソニー抜き2位に
市場調査会社ストラテジーアナリティクスが17日に明らかにしたところによると、1-3月期の日本のスマートフォン市場でサムスン電子は13.5%のシェアで2位に上がった。2013年1-3月期の14.1%以来の高水準だ。独歩的1位の座を守ってきたアップルのシェアは56.8%だった。シャープは9.2%、ソニーは6.5%を記録した。
日本のスマートフォン市場でアップルが強さを見せる中、韓日中のブランドが角逐を繰り広げた。その中でも自国ブランドを好む傾向と一部に現れる反韓感情でサムスン電子は苦戦した。2017年1-3月期にはシェア3.8%で、アップル、ソニー、富士通、シャープに次ぐ5位だった。
2017年から昨年までの5年間のサムスン電子のシェアを見ると、2017年に5.2%だったシェアは2018年に6.4%、19年に7.8%、20年に10.1%と徐々に上がったが昨年は9.7%と小幅に下落した。同じ期間にアップルのシェアは52.7%から60.0%に、シャープは5.2%から10.0%に上昇した。ソニーは12.7%から6.5%に半減した。中国ブランドはファーウェイが2018年の5.2%から昨年は0%台に落ち、代わりに存在感がなかったOPPOが4.1%を記録して頭角を表わした。
今年1-3月期にサムスン電子のシェアを引き上げた立役者はギャラクシーS21、ギャラクシーZフリップ3、ギャラクシーZフォールド3、ギャラクシーA22、ギャラクシーA52などが挙げられる。業界は最近の携帯電話キャリアが第3世代(3G)サービスを終了し、4Gと5G製品に乗り換える過程でブランド価値が高まったギャラクシーが選択されたためとシェア上昇要因を分析した。
業界関係者は「不景気で価格に比べ品質が良い中低価格製品を求める消費者が増えた上にカラフルなデザインを好む文化で折りたたみスマホが人気を呼んだとみられる。キャリア各社のプロモーション効果もあっただろう」と話す。
サムスン電子は2015年のギャラクシーS6発売時から「サムスン」という会社名をはずし、ギャラクシーのブランド名だけで勝負してきた。ギャラクシーのブランド価値を高め、反韓感情にともなう販売縮小を最小化するためだ。