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危機一髪!8階の窓から転落寸前の少女を通行人が救助
危機一髪!》》》》》》》少女救助!
息を飲むような救出劇がカザフスタンで発生した。マンション8階の窓枠に小さな少女がぶら下がっている。いつ落ちてもおかしくない状況だ。
それを目撃した通行人男性はすぐに行動を起こした。急いで7階まで行くと、住民に了承を得て家に入り、窓から身を乗り出し少女を下からキャッチしようとした。
一歩間違えば自分も落下する危険な状態の中、男性は無事少女を救出することに成功した。
Сегізінші қабатта салбырап тұрған баланы тұрғын құтқарып қалды
5月11日午前10時20分頃、カザフスタンの首都ヌルスルタンにあるマンション8階の窓の外に、3歳の少女がぶら下がっているのが目撃され、現場周辺は騒然となった。
少女は窓の縁を両手で必死に持っており、手の力が尽きたら落下してしまう。
ちょうど、そこを友人と通りかかった通勤途中のサビト・ションタクバエフさん(39歳)は、マンションの周りに人が集まっているのを見て、少女の非常事態に気が付くと、咄嗟に行動を開始した。
サビトさんは、真下の7階に住む住人の許可を得て部屋にあがると、少女がぶら下がっている真下の窓を開け、その上に身を乗り出し、友人に脚を抑えてもらいながら少女に腕を伸ばした。
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決死の救出作戦が成功し、少女は安全に保護される
高さ24メートルの窓の外で、少女は既に15分ほどぶら下がった状態で、力尽きるまで一刻の猶予も残されていなかった。
サビトさんも命綱を付けておらず、自らも落下の危険と背中合わせの状態の中、少女を見事キャッチすることに成功。
救出された少女は7階の部屋にいた友人に受け渡された。
少女の母親は、買い物に出て留守にしており、少女は部屋に1人きりだったという。柔らかいおもちゃやクッションを積み重ねて窓に上り、誤って外に出てしまったようだ。
サビトさんの勇気ある救助行為が表彰される
通報を受けて救急隊員が駆け付けた時には、既に少女の救助は終わっていた。
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サビトさんと友人は、仕事に送れたくなかったため、少女を救助後はすぐに現場から立ち去った。少女の母親は、まだ戻ってきていなかったという。
救助の様子が動画撮影され、ソーシャルメディアでシェアされると、サビトさんの勇気ある行為は多くの人に称えられた。
また、この1件を知った市長がサビトさんを表彰。更には非常事態省第一副大臣からもメダルを授与された。
4人の子を持つ男性はただ救いたい一心で行動に出た
メディアの取材で、サビトさんはこのように話している。
私は、自分の行動を英雄的だとは思っていません。誰もがそのような状況で助けの手を差し伸べるべきです。
私はただ、子供を助けたい一心でした。
自身も3人の娘と1人息子の父親であるというサビトさんは、家族を別の都市クズロルダに残して首都に出稼ぎに来ており、妻と子供に毎月送金するという生活を送っている。
勇気ある救助活動を行ったことが称賛されたサビトさんには、ヌルスルタンでの新しい3ベッドルームのアパートとテレビを贈呈されることになった。
それにより、一家は今後一緒に首都で暮らせることになる他、子供たちのサマーキャンプ参加費用も支払われることになったようだ。
今回、サビトさんの迅速な行動のおかげで最悪の事態を免れたが、非常事態省は「このような状況を避けるために、子供を家に一人にしないように」と全ての両親に警告を促している。
サビトさんの行動は賞賛すべきものだが一歩間違えば命を落としかけない危険な行為でもある。もしそういった現場に居合わせた場合は、自分にできる最善のことを考えよう。
Kazakhstan: Man risks his life to rescue toddler dangling from 8th floor, gets rewarded / written by Scarlet / edited by parumo