【韓国メディア】ウォン安企業を直撃、原材料輸入額増、外貨負債利子雪だるま

【韓国メディア】ウォン安企業を直撃、原材料輸入額増、外貨負債利子雪だるま

【韓国メディア】ウォン安企業を直撃、原材料輸入額増、外貨負債利子雪だるま

1: 昆虫図鑑 ★ 2022/05/16(月) 16:07:06.60 ID:CAP_USER
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急騰するウォン・ドル為替レートが、韓国企業を苦しめている。ウォンに換算した原材料価格が高騰し、原価負担が加重され、外貨負債の返済圧迫も同時に大きくなっている。

ソウル外国為替市場で13日、ウォン・ドル為替レートは一時1291ウォンまで上がるなど1300ウォン目前で騰落を繰り返した。韓国政府の口頭介入で4ウォン40銭下がり、1ドル=1284ウォン20銭で取引を終えたが、外国為替専門家たちは1300ウォン台突破を既成事実と見なしている。

15日、韓国銀行(韓銀)によると、今年第1四半期の韓国原材料輸入額は959億7000万ドル(約123兆8200億ウォン)で、昨年第1四半期(631億6000万ドル)より51.9%(328億1000万ドル、約42兆800億ウォン)増えた。同期間、半導体(348億6000万ドル)、自動車(113億4000万ドル)、化学(266億8000万ドル)、鉄鋼(148億ドル)など、韓国の主力製品の輸出額合計(876億8000万ドル)をはるかに上回った。経済界は「ウォン高が輸出競争力に役立つよりは、ただでさえ急増した原材料輸入額の負担を増大させ、企業の採算性を悪化させている」と分析した。

一部企業の信用リスクも浮き彫りになる見通しだ。昨年末現在で韓国企業の対外債務(外貨負債)は、1430億880万ドル(約183兆4800億ウォン)に達した。為替レートが上がれば、ウォンに換算した外貨負債利子費用などが大きくなり、それだけ為替損失が増える。外国為替専門家たちは「外貨調達条件が厳しくなり外貨借入金償還に困難をきたす企業が増えている」として「国家信用度が下がる瞬間、ウォン価値が暴落することもありうる」と憂慮した。延世大学経済学部のキム・ジョンシク教授は「財政収支に続き貿易収支も悪化し危険な状況」と指摘した。

○輸出競争国、日本円も暴落

外貨負債が昨年末現在14兆ウォン(約1兆4000億円)に達する大韓航空とアシアナ航空の財務担当者たちは最近、表情が暗い。 急騰したウォン・ドル為替レートが1300ウォン突破を目前にしたためだ。 この両社の業績は、為替相場にかかっていると言っても過言ではない。平均為替レートが10%上がれば、大韓航空とアシアナ航空の今年の当期純利益は、それぞれ4853億ウォン、3761億ウォンほど蒸発する。輸出メーカー各社も、高騰する為替相場に泣きべそをかいている。「ウォン安が貿易黒字増大につながる」ということは昔話だというのが輸出企業の共通した説明だ。

15日、ソウル外国為替仲介によると、今年に入って13日までの平均ウォン・ドル為替レートは1219ウォン32銭と集計された。 昨年の平均為替レート(1144ウォン60銭)と比べて6.53%(74ウォン72銭)上昇した。それだけウォン安が進んだという意味だ。

過去には、ウォン高ドル安が進めば輸出が増え、経常収支・貿易収支黒字幅も大きくなった。 韓国が通貨危機に見舞われた1998年が代表的な例だ。 当時、平均為替レートが1398ウォン88銭と前年比47.08%(447ウォン77銭)も急騰すると、経常収支黒字が401億1280万ドルと、年間黒字基準で歴代最大値を記録した。

グローバル金融危機直後の2009年度の状況が似ていた。同年の平均為替レートが1276ウォン40銭と、前年比15.76%(173ウォン81銭)上昇すると、2009年経常収支(330億8760万ドルの黒字)は1998年以来の最高値を記録した。

しかし、最近は状況が正反対だ。 ウォン安が進み、貿易収支が悪化している。関税庁によると、今年に入って5月10日まで貿易収支(輸出から輸入額を差し引いたもの)は98億6000万ドルの赤字を記録した。 昨年同期(79億2400万ドルの黒字)に比べて赤字転換した。今年第1四半期の経常収支も150億6000万ドルの黒字で、昨年第1四半期より32.56%(72億7000万ドル)減少した。

韓国の経済学界も「為替レート上昇=輸出企業好材料」という図式がこれ以上通じないと見ている。昨年11月、韓国銀行が発刊した「韓国の経常収支黒字要因分析」報告書は「為替レートをはじめとする金融要因が経常収支黒字に及ぼす寄与度が大きくない」と指摘した。

原因は、複雑に絡み合ったサプライチェーン構造だ。海外から調達する原材料を持ち込んで再加工して輸出する方式が国内製造企業の間で定着し、ウォンの影響力が大きく落ちたという話だ。ウォン安が進めば、高額を払って原材料などを買ってこなければならない。 それだけ、実績と採算性は損なわれる。 為替レートが急騰し、4月の輸入物価指数は前年同月対比35%も急騰した。

さらに、輸出競争国である日本の円相場が暴落したのも、輸出に影響を与えている。5月に入って02年4月以来となる1ドル=130円を突破した。

(略)

ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/54c7d4b7cbbd52e4549165ae62f17fb3712ef7ce


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