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【韓国メディア】日韓関係修復は旅行から?尹大統領が金浦~羽田路線再開に意欲も
韓国は金浦~羽田線の再開について、6月を目標としていたが、これを今月中に前倒しにした形。再開は日本側も心待ちにしており、日本の旅行業界は先月、就任前の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が派遣した韓日政策協議団との懇談会の席で、路線運行とビザ免除の再開を求めている。
記事は「韓日関係をめぐる新政権の今後の動きが注目される」とし、2度にわたる政策協議団の派遣、林芳正外相と朴振(パク・チン)外交部長官(当時、長官候補)の夕食会、大統領就任式前日に行われた鳩山由紀夫元首相との面会など、尹政権の日本に対する「格別の配慮」が続いていると伝えている。また、尹大統領は就任式出席のため訪韓した林外相に会い、岸田文雄首相の親書も受け取った際、「近く、岸田首相に会えることを期待している」と述べたという。記事は「韓日関係改善に向けた尹大統領の意志は確固としているようだ」とも伝えている。
岸田首相と尹大統領は共に、6月29~30日にスペインで開かれるNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に出席する見通しで、ここで日韓首脳が初めて顔を合わせることになる可能性が高いという。日韓首脳会談は19年12月を最後に、2年半近く開かれていない。
ただ、日本側については、「日本国内では日韓首脳会談を開催すべきではないとの声もある」と伝えており、「日本は強制徴用と慰安婦被害者問題は『全て解決済み』との立場で、日本が受け入れられる解決案を韓国側が出すべきだとの態度を変える気はないようだ」としている。自民党の佐藤正久外交部会長が「政権が代わったから、改善意欲があるから、バラ色の日韓関係が待っているという妄想は捨てた方がいい」「(15年の慰安婦合意が事実上白紙化されたことを念頭に)岸田首相も2度3度とだまされるわけにいかない。日本の名誉も懸かっている」「解決案の提示がない状況で首脳会談をやっては、将来に禍根を残す」と述べていることも、詳しく紹介している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「親日大統領だな。すべきことは山積みなのに、日本を助けることから着手するのか」「そんなに急いですること?日本との関係改善は必要だと思うけど、今のような関係にしたのは日本でしょ。それより先にすべきことはもっとあるのでは」「日本はまたいつ裏切るか分からない」「関係改善には、日本が戦争責任を認めることが最優先される」などの声が寄せられている。
一方で、「左派の最大の過ちは、国民の反日感情を巧妙に政治利用し、両国関係を崩壊させたこと」「親日は売国だが、行きすぎた反日は病気だ」「中国と北朝鮮をけん制するためにも、韓日関係は改善すべきだ」「つらい過去はあるが、国家経済のためには関係正常化は必要だと思う」「政治とは別に、旅行はできるようにすべきだと思う。今、各地方の観光地は苦境に立たされている」といったコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)
RecordChina
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