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【嫌韓論】 日本の嫌韓図書の内容、19世紀後半の本に類似~「韓国人を非難・卑下→韓国と決別求める」に要約される
▲’反日種族主義’翻訳書が陳列された日本の書店。写真は記事と直接的関係はない。[聯合ニュース資料写真.
日本で最近出版されたいわゆる’嫌韓図書’の内容と構造が19世紀後半の書籍に似ているという研究結果が出た。
13日、学界によればイ・ウォンウ東北アジア歴史財団研究委員は学術誌「日本文化研究」最新号に出した論文で2010年以降、日本で出版された嫌韓図書が明治時代初期の福沢諭吉(1835~1901)の著書の論旨と非常に似ていると明らかにした。
イ委員が分析した嫌韓図書は『日本人は中韓との「絶交の覚悟」を持ちなさい』(2014年出版、 石平(中国)、黄文雄(台湾)、呉善花(韓国)著)『韓国人に生まれなくてよかった』(2017年出版、武藤正敏著)『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(2017年出版、ケント・ギルバート著)『「統一朝鮮」は日本の災難』(2018年出版、古田博司著)などだ。(訳注:カッコ内は訳者が該当すると見られる書誌情報を追加した)
彼は福沢が1885年発表した「脱亜論」をはじめとした「朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す」「朝鮮の滅亡はその国の大勢に於て免るべからず」が嫌韓図書と一脈通じると強調した。
イ委員は「19世紀、日本は明治維新を経て東アジアで唯一近代化に成功しながら近隣諸国に対する優越と蔑視を固着していった。日本知識人の世界像で主軸は中国から西洋に明確に転換された」と説明した。
福沢は「脱亜論」で日本が西洋文明を積極的に受け入れアジアを抜け出したが、中国と韓国は儒教主義の弊害に陥って西欧文明を受け入れられなかったと批判した。また他の文では朝鮮支配階層の苛斂誅求と腐敗が激しく国が滅びる方がより良くて、後日、朝鮮は西欧列強の分割占領を体験することになると主張した。
イ委員は最近刊行された嫌韓図書でも韓国人は嘘つきであり、韓国には依然として儒教の弊害と事大主義が残っているという主張が繰り返し登場すると述べた。
2017年出版された嫌韓図書「韓国・韓国人の品性」(古田博司著)の著者は「李朝で儒教がどのように定着して行ったのか資料を読めば読むほど初期の暴力的教化を知ることになった。韓国の儒教は民族の恥辱そのもの」といった。福沢が「脱亜論」で朝鮮に広がった儒教を非難して「一から十まで外見の虚飾だけを重視して実際においては真理原則の様な識見がないだけでなく道徳さえも見つからない」としたのと似た脈絡だ。
これに対してイ委員は「歴代中国王朝に抵抗しながら今まで民族的実体とアイデンティティを維持した国は韓国とベトナム程度」として「儒教的影響の多くが消えた現代韓国を評価しながら儒教と小国根性を云々するのは非現実的」と反論した。
合わせて朝鮮時代の朱子学理念が韓国人の日本に対する劣等意識と結合して「反日」が生じたと見る見解や韓国を中国と一緒に攻撃する形も嫌韓図書で広く確認され、福沢の著書にも一部現れると強調した。
彼はこのような分析を基に嫌韓図書の内容を「韓国人に対する非難・卑下→儒教と属国主義非難→韓国と決別」に要約した。
イ委員は「日本にあふれる嫌韓論は現代版『脱亜現象』ということができる。嫌韓図書は日本の国力が相対的に弱くなって韓国を意図通りに誘導できない苛立ちと焦燥感に由来した自己統制喪失の告白」と診断した。引き続き「嫌韓図書の内容には同意できないものが多いが、嫌日論で対応する必要はない。韓日関係改善の糸口は両国報道機関と出版界が相手方の肯定的な体面を保つところに探さなければならないと助言した。
パク・サンヒョン記者
ソース:”‘韓国人さげすみ’日本嫌韓図書内容、19世紀後半本と類似”
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