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神戸、開幕12戦勝ちなしなら“残留率0%”・・・14日鳥栖戦へ槙野智章「どんな良い内容でも勝たないと意味がない」
“残留率0%”のジンクス回避へ、チームは13日は神戸市内で最終調整。元日本代表DF槙野智章(35)は「今は内容よりも結果」と、勝ち点3獲得への強い決意を示した。
全日程の約3分の1を終えて勝ち点4の神戸。数字上はまだまだ上位進出は可能だが、序盤で大きく出遅れたチームが立て直すことの難しさはこれまでのJリーグの歴史が物語っている。
99年の引き分け導入以降、開幕からの未勝利試合がもっとも続いたのは11年の福岡と21年の横浜FCの「13」で、ともにJ2降格。それに次ぐのが08年の千葉と今年の神戸の「11」だ。同年の千葉は神戸と同様に序盤戦は最下位で、
第12節で待望の初勝利。自動降格の17位で迎えた最終節で勝利し15位での逆転残留を決めたが、神戸が鳥栖戦で引き分け以下となれば、過去のデータに照らし合わせれば“残留率0%”となる。
非公開で前日練習を行った選手たちも、厳しい状況は十分理解している。オンラインで取材に応じた槙野は「どんな良い内容でも勝たないと意味がない。今は内容よりも結果ですよね」。
4連敗中のチームは2試合連続ノーゴールとあって「不細工でもいいのでどうやったら勝てるか、ゴールをこじ開けられるかにフォーカスしてやっていく」と言葉に力を込めた。
好材料は、主将の元スペイン代表MFイニエスタが前節のG大阪戦(8日)でコンディション不良から復帰したこと。11日に38歳の誕生日を迎えた司令塔が先発する可能性は高く、
日本代表FW大迫勇也(31)、元同代表FW武藤嘉紀(29)とのホットラインが機能すれば得点のチャンスも大幅に増える。白星以外許されない一戦で、タレント軍団は底力を発揮できるか。(種村 亮)
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