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秀岳館高サッカー部暴行問題で新証言「何人も監督に暴行受けていた」3時間正座させ動くと蹴り、拳避けると叱責…監督「僕はしたことない」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/44305
サッカー部のコーチによる「暴行問題」が浮上していた熊本県の秀岳館高校。今月上旬の謝罪会見で自らは「暴力行為をしたことがない」と発言していた監督について、卒業生のOBらが「何人も監督に暴行を受けていた」と新たに証言をしました。
■監督「暴力行為知りません」サッカー部OB「100%ウソです」
秀岳館高校 渡部久義教頭
「申し訳ありませんでした」
5月5日に行われた熊本県・秀岳館高校の会見。サッカー部のコーチによる暴力問題などについて、説明と謝罪がありました。秀岳館高校のサッカー部は、全国大会に出場したこともある強豪で、およそ20年間、段原一詞監督が率いてきました。その段原監督は、会見でこう断言しました。
秀岳館高校サッカー部 段原一詞監督
「(暴力行為を)僕は見たことありませんでした。知りませんでした」
記者
「20年程度 監督を続ける中で、生徒への指導の一環で暴力行為をしたことはないか」
段原一詞監督
「ありません」
この発言に、強く反発する人たちがいます
秀岳館高校サッカー部OB
「すごいな、ここでこのウソをつくのは」
「ここで正直に言ってほしかったですね」
「自信を持ってウソです、100%」
「現に僕らもやられてるんで」
段原監督の「暴力行為をしたことはない」という発言は、「100%ウソ」…。そう証言したのは、10数年前に秀岳館高校のサッカー部に在籍し、段原監督の指導を受けた2人のOBです。2人は、監督の会見を見て、TBSインサイダーズに情報を寄せました。
TBSインサイダーズに届いたメール
「ぼくの時代に在籍していたサッカー部はほとんどが暴力受けてます」
■監督「よけるな」拳をよけると叱責
Nスタは直接、詳しい話を聞くことにしました。当時は、ふがいない試合をしたなどの理由で、段原監督の指示で、正座を3時間させられたことがあったといいます。
サッカー部OB
「正座3時間とかは当たり前」
記者
「ずっと正座3時間…」
サッカー部OB
「3時間です。びくりでもすると、もう前蹴りです。前蹴りされて、『もう正座の時間は終わりました、立て』って言われて、立ったときにフラフラしている奴は殴られます。『ビシっとせんか』と言われて、僕それはありますね」
記者
「段原監督から」
サッカー部OB
「段原監督から、何人もいると思いますこれは」
殴る際は、平手ではなく拳で、力も相当強かったといいます。
サッカー部OB
「顔を殴られていると連発で来るんですね、バンバンバンで、グーで。よけたら『よけるな』って言われて」
記者
「結構、血とか…」
サッカー部OB
「すごいですよ、口内炎が30何個できた人もいますし」
段原監督の暴力は、サッカー以外の場面でもあったと証言します。
サッカー部OB
「昼間 学校で会って挨拶しなかったら殴られる人もいたし、目の前を歩いていてごみが落ちていて、『何で拾わんのや』って言って殴るのもありましたし」
以下略