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【ソウルフード】『土浦市ツェッペリンカレー』
👉世界最大の飛行船来たる
昭和4年(1929年)8月19日、当時世界最大の飛行船であった「ツェッペリン伯号」が、世界一周(北半球周遊)の途中で日本に立ち寄りました。
全長235メートルというこの巨大な飛行船です。
ピー・ディー・ネットワーク (外部リンクの節)
「10年越しの悲願!土浦ツェッペリンカレー」(2013年5月9日) 「激辛から激うまへ大変身 向日ゆる辛丼」(2013年6月13日) 「鶏グルメの王様!手羽キング」(2013年7月18日) 「日本一!あなんハモ丼 〜徳島県阿南市〜」(2013年8月29日) 「ご当地スイーツを作りだせ! 〜秋田県横手市〜」(2013年9月19日)
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👉土浦市ツェッペリン伯号をもてなすために生まれたカレー
ツェッペリン伯号来訪の際には、土浦の料亭「霞月楼」にて盛大な歓迎会が催されましたが、飛行船の整備などのため出席できない乗組員もいました。
そうした人たちをもてなすため、当時の人々はカレーを振る舞って歓迎したそうです。
当時、土浦市近郊で一般的だったカレーは、霞ヶ浦のわかさぎなどを具に用いたものが多かったようですが、外国の人々には魚の臭みなどが合わないのではないかと配慮し「特別なカレー」がつくられました。
地元の右籾地区で育てられていた格段に甘いジャガイモを具に選び、歓迎の心を込めてつくったカレーは、長い空の旅を続けてきた乗組員たちに大変喜ばれたそうです。
この故事から、土浦市は飛行船のまちであるとともに「カレーのまち」にもなりました。
毎年秋(11月)には、市内のカレー専門店を中心とした飲食店が一堂に会する『土浦カレーフェスティバル』が開催され、土浦市を挙げて取り組む「カレーによるまちづくり」を全国に発信しています。
そして、かつてツェッペリン伯号乗組員にふるまわれたカレーも、現代風にアレンジされて「土浦ツェッペリンカレー」として復活しました。
「土浦ツェッペリンカレー」は、日本一の生産量を誇る土浦のレンコン、茨城県の銘柄豚「ローズポーク」など、地元食材にこだわった味わい深いカレーです。
「土浦ツェッペリンカレー」は、ツェッペリン伯号の人々をもてなした当時の気持ちを現代に蘇らせた、まさに「土浦の想いが宿ったカレー」なのです。