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【若年層に刺さらない】「金田一少年の事件簿」初回視聴率に日テレが困惑のウラ事情
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/05081059/?all=1
(出典 www.dailyshincho.com)
4月24日、なにわ男子の道枝駿佑(19)主演の「金田一少年の事件簿」(日本テレビ)が満を持してスタートした。ところが初回の世帯視聴率は7・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)で、2桁にも届かなかった。日テレではこの結果に困惑しているという。
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道枝が5代目・金田一一(きんだいち・はじめ)を演じる「金田一少年」は、ディズニープラスで世界配信される。デイリー新潮は「日テレがディズニーと組んで『金田一少年の事件簿』を世界配信 手放しでは喜べない事情も」(5月7日配信)で報じた。
初回は、通常の夜10時半スタートを30分繰り上げ、夜10時から1時間半のスペシャル版だった。10時からの「おしゃれクリップ」を、わざわざ放送休止にしたほどの力の入れようだった。日テレ関係者は言う。
「ディズニープラスも大事ですが、日テレとしては視聴率も欲しいですからね。実績ある『金田一少年』だからこそ、特番待遇の編成改編を行ったのです。ドラマは通常1時間番組ですが、初回は高視聴率を狙って、いや絶対に高視聴率にしなければならないというミッションのため、大幅にタイムテーブルを変更する編成方針としました」
新シリーズのスタート前に、“春の金田一祭り”と称し、2月末から関東ローカルで歴代の「金田一少年」を深夜に放送し、Huluでも歴代シリーズや劇場版を配信して準備万端だった。それだけに、世帯視聴率7・8%、個人視聴率4・5%に終わったことは、ショックだったようだ。
初回はリメイク?
「特に堂本剛が演じた初代『金田一少年』シリーズは、シリーズ平均でも20%超、最高で29・9%も取ったほどの人気でした。その後も初回1桁なんてありませんでしたからね、今回も世帯で13・5%を目標にしていたのです」
新シリーズは、金田一少年の道枝はじめ、ヒロイン美雪には上白石萌歌(22)、剣持警部には沢村一樹(54)。初回ゲストには、1月期の「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日)で連ドラ初主演した細田佳央太(20)、朝ドラ「おかえりモネ」(NHK)で実家の寺を継いだヒロインの同級生を演じた前田航基(23)という注目株も出演し、光石研(60)や杉本哲太(56)が脇を固めるなど、キャスティングは決して悪くなかった。
「コアターゲット層(13~49歳の男女)の視聴率を狙う日テレとしては、悪くないキャストだと思います。しかし、初回のストーリーは、かつて初代の堂本がパイロット版(95年4月8日放送)で演じた“学園七不思議殺人事件”だったのです」
初回からリメイクだったということか。
■若年層に刺さらない
「当時の監督は堤幸彦、脚本は深沢正樹という優秀なスタッフが顔を揃え、視聴率は16・7%でした。今回は若手スタッフが制作しました。脚本も新しくしていますが、その辺りが原因ではないかという声も上がりました。実際、新シリーズ前にPRとして、堂本主演の『金田一少年』シリーズの一挙配信をした結果、過去作品のほうが面白かったという感想も少なくなかったのです」
評判の良かったオリジナルを、リメイク版が超えることは滅多にない。確かに、こまっしゃくれた感のあった堂本金田一に比べると、道枝金田一は好青年で線が細く見えるところもあったけれど、決して悪くなかったし、ドラマも楽しめた。
「そこで別の原因として、『金田一少年の事件簿』という作品が若年層に刺さらない企画になったのではないかという声も出てきました。そもそも原作の同名マンガを読んでいたファンは、現在は40代、50代が中心ですからね」
さらに追い打ちもあった。
「5月1日には、第2話“聖恋島殺人事件”を放送する予定でしたが、北海道・知床で起きた遊覧船沈没事故の影響で、急遽放送が延期されることになりました。ドラマの内容が水難事故を連想させるのではないかという理由です」
(以下略、続きはソースでご確認下さい)