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【LINE未読無視した結果】LINE未読無視の常習犯が起こしてしまった悲劇とは
現代における連絡手段として、LINEは今や欠かせないツールとなっていますが、気軽さゆえに連絡がマイペースな人も少なくはありません。既読もつけずに連絡を後回し……LINEではその状態を「未読無視(未読スルー)」と呼びます。今回は「未読無視」の常習犯であることを自覚している男性の身に起こった、とある悲劇を紹介します。
友人に呆れられるほどの未読無視
自らを大の「未読無視」魔だと断言するのは、会社員になりたての山田颯太さん(仮名・23歳)。大学での勉強や就活をそれなりに頑張ったため、大企業への就職が叶い、今年で新卒1年目だといいます。
「高校入学時にLINEを使い始めましたが、即返信していたのは初期のころだけでした。今では生活の優先順位においてLINEの返信はかなり下ですかね。たとえ誰からの連絡であっても、その返信を後回しにして家事やゲームなどをやってしまいます」
しかし、颯太さんからいつまでも返信が来ない状態を何度も経験した友人たちは、颯太さんの未読無視グセをその都度とがめていました。

「友人からとがめられるたびに、心から反省するんです。次からはすぐ返信しようと。それでもしばらくすると僕のクセは復活し、もはやとがめられることもなくなってしまいました。言っても直らないと判断したんだと思います」
やがて、友人たちにも呆れられ、未読無視グセを放置されてしまった颯太さん。そんな環境が、颯太さんをより甘やかしてしまうことになります。
会社でメインプロジェクトを任されるも…
そのような矢先、颯太さんの会社では新しいプロジェクトが始動。社内は普段にくらべ、少し忙しなくなっていました。新人研修でも優秀な成績をみせた颯太さんは、新プロジェクトにおいてメインプロジェクトを任せられることになりました。
「僕が所属する部内には新人用のLINEグループがあって、僕の担当はメインプロジェクトだという発表が行われた後、先輩たちは『新人で任されるのはすごい』『頑張れ!』などの激励や、アドバイスなどの長文LINEを送ってくれました。かなり期待を寄せられているんだろうな……と、その時に強く感じました。でも未読癖をもつ僕はたくさんいただいた長文LINEをさばく自信がなくて、あとで読むことにしてしまいました」
LINEを開かずして約1日が経ち、颯太さんはようやく読む気になりました。しかし、そこには衝撃的な内容が書かれていたのです。

「一瞬目を疑いました。そこには、激励やアドバイスだけでなく、それぞれのLINEにそれぞれ僕が担当する予定の業務内容が書かれていました。驚くことに、それも先輩によって多種多様。僕一人では到底抱えきれない量でした」
図らずとも業務の取捨選択を迫られてしまった颯太さん。既読はつけるも、返事に悩み悩んで、またしても夜が明けてしまいました。
2日放置後に届いた恐ろしいLINE
そして、目が覚めると1件のLINE通知が届いていました。
「非常に恐ろしいLINEが届いていました。『返事がないってことは、これ全部やってくれるってこと?』と。もうこれ以上放置すると絶対に良いことがないと確信したので、ようやく返事をする腹を決めました」
そこで颯太さんは、素直に返事が遅くなったことへの謝罪を込めて返信。颯太さんの返事に連なるように、先輩たちの注意のLINEが届きました。

「どうやら先輩たちも、僕の未読癖をしっかり見抜いていたみたいで、未読が招く恐ろしさを体感させることも含めてこのような手を打ったそうなのです。しかし、約2日間も業務LINEを放置したことで新プロジェクトが一瞬滞ってしまったのは事実です。もう二度と未読なんてしないと誓いました」
即返信の特訓を行うことに
結局、新プロジェクトは新人研修で担当だった先輩上司のもとで行うことになったそう。
「ちなみに担当の先輩から聞いた話なんですけど、今回の僕の失態が部長にも知れ渡った際、LINEプライベートのアカウントを使って業務連絡が行われていることが露見して、それを問題視された部長から『今後は業務用SNSサービスを利用するように』と言われました。たしかに業務連絡がプライベートに行われるってあんまり聞かないですよね」
普段はプライベートにも使うLINEにて仕事関係の連絡をするのは、公私混同の恐れがあるため、あまりよろしいものとは言えません。
「でももちろん、僕の失態とは全くの別問題です。各方面からご指摘をいただきつつも、自分の情けなさにかなりショックを受けたので……。最近は常にスマホを握りしめながら、LINEの通知が来たら即返信を心掛けています」と、背筋を伸ばしてそう語る颯太さん。大きな決意のもと、未読無視撲滅のために即返信の猛特訓を行っているそうです。
<TEXT/ダイフク>
【ダイフク】

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