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【アニメ】『SPY×FAMILY』第4話で原作のセリフを改変、ウクライナ情勢に配慮?
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(出典:ハフポスト日本版) |
『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)は、遠藤達哉による日本の漫画。『少年ジャンプ+』(集英社、以下『J+』)2019年3月25日より隔週月曜更新で連載中。 遠藤にとって3作目の連載作品。赤の他人だったスパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女が「仮初の家族」を築き、「家族としての普通の日常」を送
64キロバイト (8,197 語) – 2022年5月3日 (火) 09:21
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2022年5月4日
アニメ『SPY×FAMILY』ウクライナ情勢に配慮? 第4話で原作のセリフを改変
『ジャンプ+』の大人気漫画を原作としたアニメ『SPY×FAMILY』(テレビ東京系)の第4話『名門校面接試験』が、4月30日に放送された。しかし、原作にあったセリフが異なるものに変更されており、“世界情勢への配慮”ではないかと囁かれている。
※アニメ『SPY×FAMILY』の内容に触れています
一家団欒で絆を深めたロイド、ヨル、アーニャは、ついに名門「イーデン校」の面接試験に挑むことに。学園内に踏み入れた瞬間から試験が始まり、3人は機転を利かせて次々にミッションをクリアしていった。
そして何とか面接会場まで辿り着き、緊張の面持ちを浮かべるロイドたち。極悪テロ組織に潜入した時よりも息が詰まるというほどの緊張感だったが、そこで名門校の面接官による厳しい試練が幕を開ける…。
家族3人が協力し、“入学”というミッションをクリアしていく回だったが、そこでロイドのとあるセリフが注目を集めた。
極悪テロ組織に潜入した時を振り返る、回想シーンでのこと。ロイドは当時の緊迫した状況について、「残り1秒で発射されるところだった“大型ミサイル”を止めた時でさえ、こんなに息が詰まることはなかった」と表現している。ところが原作ではロイドが止めたのは、大型ミサイルではなく核爆弾だ。
「核爆弾」がNGワードに?
現在、ロシアのウクライナに対する軍事侵攻が世界中で物議を醸しており、核兵器の使用について仄めかされるような局面もあった。そうした世界情勢を踏まえて、「核爆弾」というデリケートな単語を避けることになったのかもしれない。
当然、原作ファンもセリフの違いにはいち早く気が付いたようで、《前から心配していたけど、やはり「核」爆弾発言はアウトだったか》《流石に今のご時世、「大型ミサイル」に修正されたか》《言い回しに気を遣ってるね。仕方ないね》《やはりウクライナ情勢を考慮してか…?》《アニメも色々配慮して作んないとダメなんだな》といった声が相次いでいる。
「核爆弾」の使用を止めたというのは、言い換えると世界大戦クラスの騒動を未然に防いだということだろう。そう考えると、アニメではロイドの活躍がちょっとスケールダウンしているような気もするが、ご時世的には仕方ないことなのだろうか…。
つい先日もアニメ『ダンベル何キロ持てる?』の再放送にて、「ペーチン」というキャラクターの存在がなかったことにされるなど、日本のエンタメ業界は迷走している段階。とくに「SPY×FAMILY」は“現実っぽい”世界情勢を描いた作品なので、もしかすると今後も何らかの原作改変があるかもしれない。
少しでも原作の精神を損なわずにアニメ化できることを祈るばかりだ。