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「水の中の魚」トラウト、打席中に大雨中断…思わず苦笑いしてベンチへ
米イリノイ州シカゴで30日(日本時間1日)に行われた米大リーグ、ホワイトソックス―エンゼルス戦で、2試合連続で4番指名打者(DH)に入った大谷翔平の前を打つ3番中堅のマイク・トラウトが思わず苦笑いする一幕があった。(デジタル編集部)
ホワイトソックスの本拠地「ギャランティード・レート・フィールド」は試合開始前からどんよりとした雲に覆われていた。序盤から断続的に雨が降り、五回からは本降りに。六回表二死、エンゼルスの3番・トラウトの打席中には、さらに雨脚が強まった。
好投を続けるホワイトソックスの先発、ビンス・ベラスケスに対し、トラウトは5球続けてファウルで粘り、さらにボールを見極めて、カウントは2ボール2ストライク。ここで球審が手を挙げ、プレーを止めた。
テレビ中継が「壁のような雨」と実況するほどだったが、あと1ストライクでけりが付く状況での中断に、トラウトもベラスケスも想定外といった表情。笑いながらベンチへ引き上げていく2人の姿に、アナウンサーも「みんな、そのまま続けようよ」とマイク越しに慰めの言葉を投げかけた。
大谷とともにエンゼルスの主軸を任されるトラウトは荒天や嵐などの気象現象に関心があり、米国で人気のお天気キャスターの知り合いとしても知られる。そんな強打者が見舞われたこの日の顛末(てんまつ)を、大リーグ公式サイトは早速、紹介。トラウト(日本語で「サケ・マス類」の意)の名前にかけ、「トラウトは雨が大好き。水の中の魚のように」とちゃめっけたっぷりの見出しを添えた。
試合は1時間1分後、六回表二死、2ボール2ストライクで再開。ホワイトソックスの投手は2番手のタナー・バンクスに代わり、トラウトは初球のチェンジアップを打ち損じて、サードゴロに倒れた。