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専門家、佐々木朗希の奪三振率は歴代の名投手をはるかに上回っている このペースだと江夏の401奪三振を超える可能性も十分ある
はじめに、シーズンの奪三振記録について確認する(表:4/18時点)。1995年以降の選手ではダルビッシュ有の276奪三振が最多。2位は田中将大と石井一久が同着となっている。日米で実績豊富なこの3名でも、300奪三振は達成していない。300奪三振は、1970年の江夏豊を最後に50年以上達成されていない記録となっている。
特筆すべきは、佐々木朗希の奪三振率がダルビッシュらを大きく上回っている点だ。この奪三振率はシーズン奪三振の日本記録を持つ江夏豊や、21世紀のメジャー記録を持つランディ・ジョンソンよりも高い数値となっている。今年の佐々木朗希は世界一のペースで奪三振を積み重ねているといっても過言でないだろう。
では、佐々木がこのペースで奪三振を取れると仮定した場合、何イニング投球すれば日本記録を更新できるだろうか。簡単なシミュレーションを表に示す。シミュレーションの結果、佐々木がダルビッシュと同じ投球回を投げることができれば、日本記録を上回ることが分かった。中6日の登板間隔では難しい投球回であるが、チーム事情や日程の関係で27登板できれば日本記録更新が見えてくる。
また、24先発・各7イニングと仮定すると、303奪三振という試算になる。故障なく中6日ペースを続ければ、52年ぶりの300奪三振は十分射程圏内だろう。仮に規定投球回に終わったとしても最多奪三振のタイトルは安泰だ。規格外の数字に驚きを隠せない。
狼のようなスピードで鬼のように三振を奪え
本記事では、閃烈な活躍をみせる佐々木朗希がプロ野球記録である江夏の401奪三振を上回る可能性について、簡単なシミュレーションとともに分析を行った。この奪三振率のペースを維持できれば、アンタッチャブルレコードに手が届く可能性も十分にあり得る。
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