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災害時の家族との連絡方法の1位は?
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●仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
NTTドコモのモバイル社会研究所は防災に関する調査を実施し、「災害時における家族との連絡方法」についての分析結果を発表した。災害時に家族と連絡方法を決めている人は3人に1人で、10代と70代で高い傾向が見られた。
災害時に家族と連絡手段を決めている?
災害時の連絡手段を家族で決めている人は33.5%で、2017年の調査に比べて0.4ポイント減少している。年代別にみると70代(41.4%)、10代(38.9%)が高くなっている。
災害時に家族と決めている連絡手段
災害時に家族と決めている連絡手段の1位は「スマホ・ケータイの通話」(76.5%)、2位は「スマホ・ケータイのメール」(57.9%)だった。
17年の調査と比較すると「スマホ・ケータイの通話」「スマホ・ケータイのメール」「ソーシャルメディアの音声通話(LINE、Skypeなど)」「ソーシャルメディアのメッセージ通信(LINE、Twitterなど)」が上昇しており、シニア層にもスマホ・ケータイが普及し、家族間での連絡手段に変化をもたらしたことが推察される。
災害時に家族と決めている連絡手段 年代別
どの年代も「スマホ・ケータイの通話」が最も多く、次いで「スマホ・ケータイでのメール」と続く。若年層はソーシャルメディアが続き、中年層は災害用伝言板が続いている。70代は固定電話での通話が約3割となった。
調査を行ったモバイル社会研究所は「3人に2人が災害時の連絡方法を決めていない状況。発災時には使えない連絡方法も生じる可能性がある。この大型連休に是非家族と話し合ってみてほしい」とコメントしている。
調査は全国の15~79歳の男女を対象に、21年10月にWebで実施し、その中から、災害時における家族との連絡方法について分析した。有効回答数は9072。