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【核攻撃】ロシアのテレビ 「どうせいずれは皆死ぬ」 第三次大戦上等?【無敵の人ならぬ無敵の国】
ロシアがウクライナに侵攻してから2カ月あまり。戦闘は泥沼化の様相を呈しており、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は
ウクライナを支援する欧米諸国をけん制しようと、核兵器の使用も辞さない考えをちらつかせている。
こうしたなか、ロシア国営テレビの複数の番組司会者が4月26日、戦闘がウクライナ以外の国にも拡大する可能性について言及。
ニュース専門局RTの編集長でジャーナリストのマルガリータ・シモニャンは視聴者に、核戦争が起きてもあまり心配することはないと語りかけた。
「どうせいつかは死ぬのだから」
ロシアのテレビはこれまでも、戦闘がウクライナ以外の国にも拡大する可能性について議論し、
「ヨーロッパと国際社会」に抵抗するために「避けられない」戦争という立場をとってきた。
テレビ司会者のウラジーミル・ソロビヨフは、26日夜に放送された自身の番組「ザ・イブニング・ウィズ・ウラジーミル・ソロビヨフ」の中で、
他の国々がロシアとウクライナの戦争に介入するのを阻止するためには、核攻撃も一つの選択肢と考えざるを得ないと発言した。
「どうせいつかは死ぬ」というシモニャンの発言も、この番組の中で飛び出したものだ。
米ニュースサイト「デーリー・ビースト」によれば、シモニャンは番組の中で次のように述べた。
「個人的には、(目的を達成する)最も現実的な方法は第三次大戦だと思う。ロシア国民や指導者のプーチン、そしてこの国のしくみを考えれば、諦めることはあり得ない」
「それよりは、一発の核攻撃で全てが終わるという結末の方があり得ると思う。考えると恐ろしいが、一方では、そういうものだと理解もしている」
この発言を受けてソロビヨフが「それでも私たちは天国に行けるだろう。奴らはただ死ぬだけだが」と言うと、シモニャンは視聴者にこう語りかけた。「どうせ皆、いつかは死ぬんだから」
プーチンをはじめとするロシア政府の当局者たちは、NATOに対する脅しを繰り返している。
AFP通信の報道によれば、プーチンは27日に行った演説の中で、第三国がウクライナでの軍事作戦への介入を試み、
「我が国に受け入れ難い戦略的脅威」をもたらそうとした場合、「電光石火の」対抗措置をとると述べた。
ソロビヨフは26日の番組の中で、西側諸国が供与した兵器がウクライナに輸送されていることにも触れ、こう問いかけた。
「なぜロシアは、兵器の積み込みが行われているイギリスの輸送拠点を攻撃しないのか」
これに対して、同番組に出演していたもう一人のゲスト、モスクワ国立大学国際機関・世界政治過程学部長のアンドレイ・シドロフは次のように答えた。
「攻撃するなら、イギリスよりもアメリカを標的にすべきだろう。最終的な決断を下しているのは、ロンドンではなくワシントンだ。
本当の意味での欧米の中心を攻撃したいなら、ワシントンを狙うべきだ」
米国家安全保障会議(NSC)の元欧州・ロシア担当首席顧問であるフィオナ・ヒルは、26日に出演したポッドキャストの番組「タイムズ・ラジオ」の中で、
プーチンがウクライナで核兵器を使用する可能性は十分にあり得るとの見方を示した。
「もちろん、彼(プーチン)がそうする可能性はある。それに彼は、レトリックの上で既に核兵器を使用している」とヒルは述べた。
「彼は私たちとロシアとの関係を、これまで経験したことがない次元に持ち込んだ。冷戦時代でさえこんなことはなかった。
旧ソ連は実存が脅威にさらされる極限の状況では大量破壊兵器を使う方針を掲げていたが、それでもこんなことにはならなかった。しかも今のロシアは、実存の脅威に直面していない」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98596.php
<p style=”color:gray;text-align:right;”>引用元: <a href=”https://ift.tt/3w1VXQZ” target=”_blank”>・【核攻撃】ロシアのテレビ 「どうせいずれは皆死ぬ」 [影のたけし軍団★]</a></p>
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