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弘中綾香・水卜麻美・山崎夕貴… 「女子アナのMCタレント化」が注目される理由
話題の新番組『午前0時の森』（日本テレビ系）で、じつは、最大限に注目できるのが、水卜麻美アナウンサーだと思われる。他にも、弘中綾香・山崎夕貴アナウンサーら、MCタレント化する女子アナの趨勢（すうせい）を考察したい。
■水卜アナのMCトーク力
放送事故とともに始まった話題の番組『午前0時の森』。その中で、じつは、最も注目できるのが、水卜アナだろう。
アクシデントにより、放送当日に収録して、できるだけそのまま流す「疑似生」放送となってしまった『午前0時の森』。とはいえ、月曜の関ジャニ∞の村上信五・劇団ひとりペアより安定したトークを繰り広げているのが、火曜の水卜アナ・オードリーの若林正恭ペアなのだ。
「疑似」とはいえ、「疑似生」放送の2ショットトークを捌いて盛り上げるのは、女子アナを超えて、ほとんどの女性タレントを超えた能力である。
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■女子アナのMCタレント化
女子アナのタレント化現象は昔からあるとはいえ、バラエティ番組の進行だけでなくMCをも担うタレント化の現象は、そうそうあるものではない。
ましてや生放送のトークバラエティMCとなると、まずないだろう。また、バラエティ番組のMCを担うタレント化した女子アナといえば、昨今、テレビ朝日の弘中綾香アナが注目される。
■先駆者・弘中綾香アナ
弘中アナは『激レアさんを連れてきた。』（テレビ朝日系） で、「オードリー若林以上」といって過言でないほどの活躍により注目された。
その後、『あざとくて何が悪いの？』（テレビ朝日系）では、番組の顔の1人としてMCを務めるようになる。『ノブナカなんなん？』（テレビ朝日系）に至っては、番組タイトルに名前も入る冠番組。
なお、オードリー若林に関していえば、水卜アナ・弘中アナ・日向坂46のそれぞれの組み合わせとの、女性タレントのフォロー役として、ステップアップしてきたのかもしれない。
■山崎夕貴アナの挑戦
現在タレントMCとして、試されている女子アナがフジテレビの山崎夕貴アナだろう。お昼の帯番組『ポップUP！』（フジテレビ系）では、『バイキング』（フジテレビ系）の坂上忍の後を継ぎ、MCを任される。
4月からレギュラー化した『トークィーンズ』（フジテレビ系）でも、女子アナにもかかわらずレギュラーの1人となっているのだ。
女子アナのMCレベルにも至るタレント化は、テレビ局の予算削減とも結びつく現象。ただし、山崎アナはまだ女子アナの殻を破れていないようにも思われる。
■田中みな実と新井恵理那
フリーアナウンサーの立場としては、他にも田中みな実や新井恵理那が挙げられるだろう。ただし、田中みな実は、アイドル的な変わったポジションであり、今後は女優へとシフトしていきそうな気配。
新井は、バラエティ対応力もじつは高く、まだまだ大きく活躍するポテンシャルを秘めているといえるだろう。
■台頭するMCタレント化女子アナ
MCタレントとしての実力を培う機会を得た女子アナは、女芸人や女性バラドルの能力を一気に飛び越えているといえなくもないだろう。
女芸人や女性バラドルが活性化している現在、水卜アナや弘中アナの活躍は、女性タレントの時代を形成する大きな存在となりそうだ。
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