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三森大貴、ソフトバンクをけん引する〝新打撃職人〟の野心「相手の上をいけるように打席に立ちたい」
東スポWeb
ソフトバンクの新打撃職人・三森(東スポWeb)
開幕から主力に故障者が相次ぐソフトバンクで打線をけん引しているのが、6年目の三森大貴内野手(23)だ。ここまで主要打撃部門でチームトップの打率3割3厘、3本塁打、12打点をマーク(25日時点)。3、4月度の「月間MVP」の可能性も十分に残されている。
今季は「1番・二塁」のレギュラー定着を目指すシーズン。「打席で整理して、迷わないようにというのを毎打席できている」。昨季は86試合の出場で打率2割4分9厘、0本塁打、20打点。長いシーズンを戦い抜く上で数字を残し続ける難しさを痛感した。
「去年はどうしても悪くなってくると、だんだんだんだん自分にも迷いが出てきていた」。オープンスタンスで構える独特の打撃フォーム。内に闘志を秘めた職人気質で、チーム内でも研究熱心な一面が一目置かれている存在だ。没頭するタイプゆえに悩むと〝深み〟にハマりやすい。
ただ、今季は自らの性質を理解しつつ、毎試合の結果に一喜一憂することなく毎打席リセットして勝負に挑めているという。自らを追い込みすぎないスタイルを確立して、安定したパフォーマンスにつなげている。
今やホークス打線に欠かせないリードオフマンで攻撃のキーマン。ゆえに相手はあの手この手で崩しにくる。「これからも(絶えず相手の攻め方は)変化していくところだと思っている。(次の壁が)こうだろうとは言えないけど、その上をいけるように考えて打席に立ちたい」。どう抑えに来るか、相手の出方はイメージできている。
久しく野手の「世代交代」が望まれてきたホークスにあって、高卒6年目の23歳の飛躍は希望の光でもある。「チームの勝ちに直結できるように」。寡黙な中に「野心」と「自覚」を持って、シーズンを完走する。
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