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ラプターズ・渡辺が日本選手2人目のプレーオフ出場 初戦は黒星 西地区は波乱の幕開け
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NBAのプレーオフが16日に始まり、東地区の第5シードでポストシーズンに駒を進めたラプターズ(48勝34敗)は敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で第4シードの76ers(51勝31敗)と対戦。111―131(前半51―69)で敗れて初戦を落とした。
渡辺雄太(27)は102―124で迎えた第4Qの残り5分27秒からコートに登場。ペイント内でターンアラウンドから放ったジャンプシュートはリングに嫌われたが、残り1分21秒、新人ガードのダラーノ・バントン(22)のパスを受け、ゴール下でダンクを決めて2得点を記録した。
NBAのプレーオフに出場した日本選手は昨季の東地区1回戦に出場したウィザーズの八村塁(24=5試合で平均14・8得点)を含めて2人目で、対戦相手はともに76ersとなった。
ラプターズではパスカル・シアカム(28)が24得点を挙げたが、球宴に出場したフレッド・バンブリート(28)は18得点にとどまり、第4Qの2分54秒に6反則目をコールされて退場。新人王候補になっているスコッティー・バーンズ(20)は15得点、10リバウンド、8アシストと奮闘したものの、第4Qに76ersのセンター、ジョエル・エンビード(28)と接触した際に左足首を負傷。渡辺の肩を借りてロッカールームに下がった。
76ersはレギュラーシーズンで今季ラプターズに対して1勝3敗だったがプレーオフ初戦ではホーム・アドバンテージを生かして勝利。シーズンMVPが有力視され、初の得点王(30・42)に輝いたエンビードは19得点と15リバウンドだったが、3点シュートの成功率で今季リーグ3位(42・7%)にランクされている2シーズン目のタイリース・マキシー(21)が8本中5本を決めてチーム最多の38得点をマークした。ケンタッキー大出身で188センチのマキシーは2000年11月4日生まれ。7プレーオフで30得点以上をマークしたチーム最年少の選手となった。ジェームズ・ハーデン(32)も22得点と14アシスト。76ersは最大では24点差をつけ、速攻からの得点は29―10とラプターズを大きく上回った。
西地区は波乱の幕開け。プレーイン・トーナメントを勝ち上がってきた第7シードのティンバーウルブス(46勝36敗)が、敵地メンフィス(テネシー州)で第2シードのグリズリーズ(56勝26敗)に130―117(前半65―62)で先勝。プレーオフでの勝利は2018年4月21日の1回戦(対ロケッツ)第3戦以来で、シリーズ初戦で白星を挙げたのは2004年4月18日の1回戦(対ナゲッツ)以来、18年ぶりとなった。
チーム最多記録に並ぶ56勝を挙げていたグリズリーズは膝の故障から復帰2戦目となったジャー・モラント(22)が32得点、今季のブロックショット部門1位のジャーレン・ジャクソンJR(22)がチームのプレーオフ記録となる7ブロックショットをマークしたものの苦杯。チームの3点シュート成功は27本中7本(成功率25・9%)と精度を欠いた。
西地区第4シードのマーベリクスも地元ダラス(テキサス州)で第5シードのジャズに93―99(前半43―45)で敗れて黒星スタート。大黒柱のルカ・ドンチッチ(23)はレギュラーシーズン最終戦で左足ふくらはぎを痛めたために欠場し、第4Q終盤で追い込んだもののあと一歩およばなかった。
<16日の結果>
▼東地区1回戦
(4)*76ers(1勝)131―111(5)ラプターズ(1敗)
▼西地区1回戦
(7)ティンバーウルブス(1勝)130―117(2)*グリズリーズ(1敗)
(5)ジャズ(1勝)99―93(4)*(4)マーベリクス(1敗)
(3)*ウォリアーズ(試合中)(6)ナゲッツ
*はホームチーム、カッコ内の数字は地区内シード順